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松本 龍 衆院議員に聞く(3) 【特別インタビュー】
特別取材
2009年9月16日 09:05

衆院議員 松本龍氏
 8月30日の総選挙で、念願の政権交代を果たした民主党。9月16日には鳩山連立政権が発足する。松本龍衆院議員は、1996年の第一次民主党立ち上げに参加し、福岡県でも民主党の発展に尽力、現在、民主党県連の代表を務めている。当選後のご多忙のなか、弊社のインタビューに応じていただき、総選挙の感想と抱負を語っていただいた。

 ―県内でも民主党の役割が大きくなっていきます。今後、県民とどういう関係を作っていかれるのでしょうか。

 松本 マニフェストに沿って実行していくことに尽きます。「生活が第一。」ということには変化はありません。「国民目線」を大事にしながら、その姿勢を貫いていきたいと思います。私自身、20年近く野党にいましたから、野党であった時の思いは忘れずに、政権党になった意味も自覚しながら、現場の声を絶えず聞きながらやっていきたいです。

 ―政治主導の政権運営になっていきますが、強調したい点は何でしょう。

 松本 適材適所で組閣をしていただきたいと思っています。民間や女性の登用もやるべきでしょう。派閥の論理などの自民党的体質が否定されたのですから、そこと決別することからスタートとなります。小沢さんの幹事長就任は最適だと思いますし、幹事長という見えるポストできっちり仕事をしていただいて、鳩山代表を補佐していただきたいと思っています。

 ―来夏の参院選から福岡市、北九州市の市長選、県知事選、統一地方選などが続きます。どういう取り組みになりますか。

 松本 どの政党が担当しても、国政は困難がつきまといますから、全力で担っていきます。当面の参院選勝利は大きな目標で、両市長選、県知事選は、県会議員や市議会議員と連携しながら、態勢を作っていきたいと思います。

 ―県民や中小企業に対してひとことお願いします。

 松本 この間、特に小泉政権になってから、構造改革や規制緩和など市場原理主義によって、格差が拡大してきて、弱い立場の人がますます弱くなっていきました。そこに光をあて、肩をたたいて励まし、背中をそっと押してあげる施策を進めていくことが大事です。これは、生活者や中小企業者にとって当面の課題です。民間は明日が見えないなかで、大変な努力をしています。官僚だけが明日も未来も約束されているというわけにはいきません。官僚には覚悟してもらわねばなりません。明治以来のシステムを変えていくわけですから、官僚にも相当の痛みを覚悟していただく、そういうことをやれるのは私たちだけだと思っています。「行政刷新会議」などで無駄を徹底的に省いていくことにしています。

 ―労働組合からの支援を受けている民主党に、それが出来るのかという批判もあります。

 松本 私自身、少し驚かされたことがあります。それは政権交代が目の前に来た時に、連合の幹部が「政権交代になったら、私たちも一緒に苦労する」と発言したことです。その言葉に、覚悟を感じました。政権交代で、自分たちにどれだけ痛みが伴うかということを考えていると思います。だからそうした批判はあたらないのではないかと思っています。

 ―どうもありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。

 松本 こちらこそ、ありがとうございました。


(了)


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