九州初の百貨店は、1917(大正6)年6月15日に設立された鹿児島の(株)山形屋呉服店(山形屋の前身)である。その翌年の1920年には佐世保にデパート田中丸呉服店(玉屋の前身)が設立、開業している。その後、1936年4月には大分に(株)トキハが、福岡では(株)岩田屋が1935(昭和10)年5月に設立され、翌年10月6日に天神岩田屋を開業した。
井筒屋は、これら「老舗百貨店」が九州に相次いで誕生した時代の1935年7月に設立され、翌年の11月6日に小倉本店を開業した。その年の2月26日には、世に言う「二・ニ六事件」が勃発。暗い世相のなかでの開業であった。
【北山 譲】
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