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竹原信一氏・特別寄稿

前阿久根市長・竹原信一が語る「ひどすぎる国家のしくみ~その3」(後)
竹原信一氏・特別寄稿
2011年8月 9日 07:00

<虐待の教育>
 横峯良文氏は、「自分は子供の頃から学校をまったく信じない子供だった、そして、世のなかの仕組みや常識をあてにしない生き方をしてきた」と語りました。私自身、思い返しても学校は信頼できるという感じはない。権威的で子供を管理され、人質に取られているような感覚さえあります。PTAにしても、教員がノルマのお世話をしながら、親が勘違いの居場所づくりをしている様に見えます。
 まるで管理社会の一員として、誰かを管理することで自らのポジションを確保しようとしているかのように。いつも誰からか支えられる何者かに成りたい。いつも駆け引きや取り引き、何かをしてやれば常に見返りを求める。この関係は恩着せがましく、気持ちが悪いことこの上ない。

竹原信一氏 日本の教育では、人間の成長過程の都合などお構いなしの教育システムとノルマが暴走してきました。システム化された虐待と言って良いでしょう。この虐待に対する不感症を獲得した者が教員や公務員、官僚になる。そして、管理のノルマをこなすことで社会に不感症と虐待の連鎖をしているのです。この国の管理至上主義が保育士のカンと、あの手この手の工夫とやりがいを押し潰しています。そのことで子供の成長をも妨げています。
 私たちは「権威」を「正しい」と教え込まれて育ってきました。社会の常識をあてにしない生き方をする者は無法者扱いされ、損をする。ズルさを要求する社会、常に損しないように損しないようにと何か強迫観念に追い立てられているようです。人は地位やカネを持てば正解の地位を獲得できるような気がしている。まるでカルト教の信者のように―。
 
 日本人は邪悪な強盗団の政府、公務員組織、国家を作り上げました。この国は腐敗を極めている。国民は権利ばかりを言い、責任意識がない。それどころか、国民の多くがこの強盗国家で小ドロボウを続けようとしているように見える。このままでは日本が世界を蝕む。このような国が消滅したとしても天の意思として納得できてしまう。これこそ自業自得というべきでしょう。私達は未熟なまま今の社会を築いたようです。

 人種的、性別的、宗教的優越主義や、狂信的愛国主義が崩れていく。 自分が誰で、善人か、悪人か、成功の否など人生での経験は乗り物を変えるように我々の選択次第で自由に変えわれる。努力、労働、仕事、貯金もいらない 今まで間違っていた。本来の自分の再発見が人生だ。
(ツアィトガイスト アデンダムより)


(つづく)

【竹原 信一】


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<プロフィール>
竹原 信一 (たけはら しんいち)
竹原信一氏前阿久根市長・1959年、鹿児島県生まれ。元航空自衛官(88年退官)。阿久根市議を経て08年、阿久根市長選で初当選。ブログでの情報発信や市職員の給与明細全面公開など数々の"掟破り"の手法で市政改革に取り組んだ。11年、市長リコールにともなう出直し選挙において864票差で敗れ失職。同年、鹿児島県議選に出馬するも落選。


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