<第二東海道新幹線はリニアモーターで決定>
地下鉄工事も、深く深く掘る工事が増えてきた。地下40m以上の深さまで掘れば、地上の地主に補償する義務が消滅する。だから地下鉄運営会社は、地下40m以上の深さに新線を建設していく。そうなれば、『現場処理、埋め戻し工法』の費用コストの安さが卓越しているのが一目瞭然である。前述した同社の出番が増加したというのは、道路の環状線の工事も地下深くに建設する工法が主流になり出したのだ。日本橋などの地中化工事が具体化されれば、とんでもない受注が飛びこんでくるのである。10年は間違いなく続く。
加えること、JR東海が長年したためていた『第二東海道新幹線』のプロジェクトが、着工の運びが近づいてきた。品川から名古屋までを、リニアモーターによって列車を走らせる。平均時速400キロで走れば、名古屋まで50分足らずか(大阪・名古屋も具体化されるそうだ)。この品川・名古屋間のコースは、山梨・長野・岐阜3県の山岳部に設定される。それもまた地上ではなく、地下60mを貫通させる計画なのである。この工事では、莫大な土砂が出現することが予想される。同社の技術力に頼るしか、方策がないのではないか!!
<東日本大震災の被災地区に貢献したい>
藤田社長は、『2011年3・11』以降、岩手・宮城・福島・茨城の被災地域には何十回と足を運んでいる。まずは、死の灰の処理の提案に、数多くの自治体を廻った。本人としては、「原発の灰の駆除にはボランティア(営利追求抜き)で貢献したい、いややるべきだ」と覚悟して動いた。ある自治体には、『処理プラント+運搬トラックセット』を寄贈する腹づもりであった。ところが、だ。各自治体には、中央(総務省)から首長補佐で派遣されている役人がいる。彼らの杓子定規のやり口が、復興の遅れを招いているそうだ。
「国家存亡の危機に至って、我が社の技術が役に立たないようでは、会社を締めた方がマシです。現在、瓦礫処理の動きが始まりました。処理が終われば、その空き地の土壌改良が必要となります。このときが、我が社の本格的な出番になるでしょう。採算を度外視しても、東北被災地区の復興には全精力を注入します。『ビッグバン(粉砕機、特許取得済み)』を東北に納入開始しました」と、藤田社長は強い使命感を披露する。
福岡を見廻しても、環境エンジニアリングに磨きをかけて社会貢献している会社も少ないのではないか!!理系の大学生たちも大手ばかりを志向せずに、『冨士機』みたいな技術で勝負する中小企業に活路を見出してみたらいかがだろうか。面白いことをさせてくれる組織だよ、藤田社長は。
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<ワンポイントPR>
各種プラント構築や、環境に優しい建設/浚渫/汚泥改良システムで、社会インフラの充実に貢献しています。ヤル気のある青年よ!!一度弊社に来られたし!!
<COMPANY INFORMATION>
■(株)冨士機
代 表:藤田 以和彦
所在地:福岡県大野城市瓦田4-15-26
設 立:1972年9月
資本金:5,000万円
TEL:092-504-3230
URL:http://www.kk-fujiki.jp/
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