5月19日、千葉労働局は違法な長時間労働を従業員に強いていたとして、棚卸し代行業の(株)エイジス(本社:千葉市花見川区、齋藤昭生代表)に是正勧告書を交付し、社名を公表した。行政指導を受けた時点で社名を公表するのは、今回が初のケースとなる。
公表された同社の違法な長時間労働の実態を見てみると、4つの事業場すべてで100時間/月を超える時間外・休日労働が認められる。そんな紛うことなき“ブラック”な同社に対し、千葉労働局長は是正指導を行ったが、それ以上に効いたのはやはり、社名の公表だろう。同社は即日、HP上にて本件に対する「謝罪文」を掲載した。
さて、こうなってくると、全国のブラック企業および“ブラック予備軍”は、明日は我が身と戦々恐々だろう。いまだ「サービス残業」に代表される「滅私奉公」などという慣習が根強く残る日本企業。そのマイナス面の象徴と言えるブラック企業の正常化の一助となるのなら、社名公表はおおいにやるべきだ。
法人名
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