2024年11月01日( 金 )

ライオンズクラブ337-A地区 明るい未来をつくるために(10)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

337-A地区 福岡ベイシティクラブ 山口 毅 氏(3)

 ――山口さんの目から見て、337-A地区のメンバーの皆さまは、「地域社会への奉仕を通じて役に立つ」という方向性で活動していますか?

 山口 その方向性で活動されているのはたしかです。一方で、現在中心になって活動している方々と、私たちの世代では少し考え方が違うとも感じています。

 たとえば、活動のための予算が10万円あるとして、その活動に5万円上乗せすれば、成果がより良いものになるとします。私たちが中心になって活動していた時期は「何とかあと5万円用立てて、より良いものを提供しよう」としていました。しかし、今の方々は、予算内の10万円で活動します。

 私は決して、それを否定しているわけではありません。しかし、私たちは、活動に対して最高の成果をあげるにはどうすべきかを常に考え、重視してまいりました。

 決められた予算のなかで成果をあげるのも、もちろん大切ですが、一歩踏み込んで、より良い成果=ベストを尽くしていただきたいですね。

 ――これから、どのような活動に取り組んでいくべきでしょうか?

 山口 教育の充実ではないでしょうか?昨今、親の健康状態が芳しくないなど、両親の事情で、手厚い教育を受けられない子どもたちが増えております。

 教育は人間形成の礎となります。社会全体で取り組むべきことで、ライオンズクラブでも就学支援などを実施することが必要ではないでしょうか。

 子どもたちは皆、無限の可能性を有しており、次の時代を担う存在です。何らかの事情で、苦しい環境に置かれている子どもたちに手を差し伸べるような活動を実現できればと思います。また、行政とタッグを組んで、子どもたちだけでなく、貧困で苦しんでいる方々を、支援できる活動ができれば良いですね。

 ――実現できればライオンズクラブの貢献度がさらに高まりますね

 山口 そうですね。しかしながら、337-A地区には器が大きいリーダーが少ないのが現状です。ご自身のビジネスのために活動されている方々が多数を占めているのではないでしょうか?

 皆さんそうとは言いませんが、その割合が大きくなっている感はあります。率直に言って、あまり良い流れではありません。ライオンズクラブの本質である『社会奉仕』という原点を常に意識した活動をしていくのが肝要です。

 ――単刀直入にうかがいます。「側近」なる人物は、337-A地区のリーダー、つまりガバナーにふさわしい人物ですか?

 山口 はい、彼は良い人物で、ガバナーにふさわしいと思います。

 ――「側近」が、ガバナーにふさわしい理由をお聞かせください

 山口 所属クラブも盤石であり、彼には組織をまとめる能力があります。2リジョン(R)の顧問会が月に一度あります。その会議のなかでの発言内容や立ち振る舞いを見て、ガバナーになれると感じました。

 真面目で、極論を言わず、ほかのメンバーの意見に耳を傾ける姿勢があります。ほかにもガバナーの候補者はいるかと思いますが、「側近」にはガバナーになれるだけの器があります。ZC、RCなどを経験し、下積みも行ってきております。朝倉地区災害の支援活動も先頭に立って汗水流しておりました。

 「側近」から「山口さん、代表推薦人になっていただきたい」と打診がありますが、「ほかの方も検討してみればいかがですか」と言っております。

 「側近」は、将来ガバナーになれるだけの器量があります。ほかの候補者との選挙になるでしょうが、「俺がやる」と主義主張を堂々とすれば良いのです。「側近」には、期待しております。

(つづく)
【河原 清明】

(9)

関連キーワード

関連記事