LCキャビネット幹事として福岡に貢献
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(株)福一不動産 代表取締役 古川 隆
福岡くしだLCで青少年育成へ貢献
「中洲で不動産を探すなら福一不動産」と言われるほどの特色を持つ(株)福一不動産。代表取締役の古川隆氏は、同社立ち上げ時に不動産開拓地として手つかずであった中洲に着目。自社商圏として開拓を続け、今や中洲の不動産売買にかけては追随を許さない存在に成長した。
同社オフィスは、中洲とは博多川を挟んで対岸に位置する川端商店街内にある。商店街入口には博多総鎮守の櫛田神社があり、数々の祭事の舞台となるが、古川代表はこの櫛田神社で結成された「福岡くしだライオンズクラブ(LC)」に所属している。山笠の時期には山笠追い山ならし、大相撲の季節にはチケット150枚を購入し、地域の小学校児童を招待した。そのほかにも櫛田神社で行事が行われるごとに、博多の青少年へ伝統や文化を学ぶ機会などを提供する奉仕活動を熱心に行っている。
「世のためになることをやって死んでいきたい」という素朴な願いを叶えるために、常日頃から社会貢献を念頭に置いた活動が必須というのが、古川代表の考えだ。それならば、世界一信頼できる奉仕団体に身を置き奉仕させていただくのが一番確実である。最初は受け身の気分で入会したが、今や率先して活動している。そのさまざまな献身が周囲からも認められ、今年度から名誉あるキャビネット幹事に任命された。キャビネット幹事とは、ライオンズ国際協会の国際役員である地区ガバナー直属の役員で、地区の会員を束ねるという重大な責務を任される名誉職である。
また、2016年に福岡で開催される「第99回LC年次国際大会」では、ホスト委員会のなかの登録推進実行委員会の長として、九州内のLC会員に対して、国際大会への参加を促す責務を負う。大会終了までは息つく暇もないほど多忙、かつ充実した1年となりそうだ。自分のためではなく次世代のために
ただ古川代表自身は、「私にとってLCとは身の丈に合った奉仕ができる素晴らしい団体ですよ」と控えめに語る。LCは、寄贈を受けた基金の運用により人類の福祉に貢献することを目的として、さまざまな交付金を受け付ける組織「ライオンズクラブ国際財団(LCIF)」も運営している。煙草を吸わない古川社長は、喫煙者であれば日々煙草代に消えるであろう500円を毎日貯め、10万円貯まったところで手持ちを加え1万ドルにし、LCIF交付金の1つ、緊急援助交付金に寄付しているのだ。「もし世界のどこかで天災が起こったとき、この毎日の煙草代が信頼のおけるLCの救急活動を支える資金となって役立つのです。実に身の丈に合った奉仕だと思いませんか」と、古川社長は目を細める。
中洲一円の顧客を大切にし、地球規模で社会に奉仕し、「身の丈に合った」リーダー役を確実にこなす古川代表。福岡を見渡して望むのは、「各部署にリーダーシップをとる人材がいてほしい」ということだ。行政に対してはもちろんのこと、企業や個人経営者、地域団体など、すべての業界に対しても望んでいる。なぜなら地域とは当人が立つ場所であり、後世その場に暮らす人たちのために何かを残す場でもあるからだ。
今に生きる私たちの使命は先人が残してくれた文化的財産を、さらに次世代へ継承していくことであろう。「個人の欲望のためではなく、将来の人たちのために活動できる人たちでありたいですね」と古川代表。「誰かがやるだろう」ではなく、「私も牽引役の1人である」という情熱を持つ人々が住む福岡へ世界のLC会員を迎えることができたら、こんなに嬉しいことはない。
■INFORMATION
(株)福一不動産
代 表:古川 隆
所在地:福岡市博多区上川端町4-221
設 立:1992年6月
資本金:1,000万円
TEL:092-291-2103
URL:http://www.2912103.co.jp/<プロフィール>
古川 隆(ふるかわ たかし)
1962年生まれ。95年、(株)福一不動産に入社、97年に代表取締役に就任。ランチェスター経営戦略を生かした地域一番店展開で実践。業績を伸ばし現在は中洲のテナント仲介のシェアの大部分を占有する。法人名
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