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特別取材

弘友和夫 公明党県本部代表に聞く(下)
特別取材
2009年12月 9日 08:00

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-民主党をどう思うか

 記者: 国民の声を汲み上げるという先ほどの話に戻りますが、民主党の陳情の捌き方についてどう見ていますか。

 弘友氏: 予算の時期には、日本全国から税金を使って陳情に来られます。確かに無駄な部分はあると思います。しかし、党の幹事長室に全てを集中させ、ここでしか受けませんというのは強制になります。今までのように、自由にそれぞれの議員のところへ、というのとはかなり違ってくるでしょう。今の民主党は、ひとりひとりの議員の動きが見えなくなっています。党が議員を管理する体制をとり、個人の考え方など関係ないものになっていますね。陳情の背景には、それぞれの地域の事情があります。その地域のニーズを汲み上げることも必要です。ところが、幹事長室だけが陳情を受け付ける場所になると、その判断には、地元の事情というものは汲み上げられなくなってしまいます。これはほんとに危険な傾向です。

 記者: 小沢支配ということも聞こえてきますが・・

 弘友氏: 完璧な小沢支配でしょう。党の運営も、議員の動きも、すべてが彼の手中にある。金も握り人事も握りと見られますね。まるで、政府側が踊らされているような感じです。

―自民党との関係

 記者: 今後、全国レベル、それから福岡の県連レベルで、自民党との関係はどうなりますか。

 弘友氏: 連立与党はあっても連立野党はないと言われますね。
自民党側もそうだと思いますが、公明党としても事態をもう一度見直し、党再建を計ることが先決です。今後の活動を考える上でも、やはり足元を見直すことが重要だと考えています。ここでも立党の原点に帰るということにつながっていきます。地方組織も同じです。

 記者: 今まで通り、自民党の候補者を自動的に推薦するなどということは少なくなりますか。

 弘友氏: 選挙協力の話にも及ぶのでしょうが、連立与党として今までやってきたから、野党になってもともにやっていくということではありません。お互い完全に白紙の状態でスタートすることになります。もちろん白紙といっても、今までの経過を通じて得たものも加味しながら、新たな関係を作っていくことになります。

 記者: そうしますと、民主党との距離も変わってくるということになりますか。

 弘友氏: それは、なかなか難しい問題です。もっと様子を見てみないとわかりません。こっちが白紙だから今度はこっちに近づくとか、そういう判断ではないと思います。繰り返しますが、今はあくまでも、他党との関係よりも公明党自身が原点に帰ってということを考える時期でしょう。

(了)

参院議員・弘友和夫氏
本籍 福岡県
1969.12 衆院議員桑名義治秘書(~1972.11)
1974.7  参院議員桑名義治秘書(~1976.9)
1977.2  北九州市議会議員当選(~1993.2まで連続4期)
1993.7  衆院議員当選(第40回)
1998.7  参院議員(第18回)
2003.10 環境副大臣

■現在 党参議院副幹事長・党中央幹事
      党九州方面議長・党福岡県本部代表
      党機関紙推進委員長・党水処理対策推進PT座長


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