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APCC映画「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」の本当のひみつ(前)
文化・スポーツ
2013年8月 2日 07:00

 "ひみつ"とは、不思議な言葉だ。大切な人にひみつを持たれたりすると寂しい思いをするけれど、ひみつがあるからこそ、人として優しく生きられることもある。「アジア太平洋こども会議・イン福岡(以下、APCC)」が25周年記念として制作した福岡市民ボランティアによる自主制作映画「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」にも、そんな不思議なひみつがあるのを、見つけた。

<APCCのビジョンを伝える映画をつくろう!>
 福岡市民が草の根運動で育て、今年25周年を迎えた「アジア太平洋こども会議・イン福岡(以下、APCC)」。まだ「グローバル化」が声高に叫ばれる時代ではなかったころに、これだけ本格的な国際事業に着手し、以来四半世紀にわたって継続してきた市民団体は、他に類を見ない。

APCC専務理事 倉重一男 APCCを通じ、多くの子どもたちが海外へ興味を持った。なかにはAPCCの活動に何度も参加するようになった子どももいる。しかし、「25周年を節目に、APCCも新たな展開を迎えようとしています。そのためには、課題もあります」と、APCC専務理事の倉重一男氏は語る。
 課題のひとつとして挙げられているのが、APCCに関わったことがない人々に活動内容を知ってもらうことの難しさだ。派遣、招聘、交流、サポート、情報提供、ボランティア育成という6つの事業を通して、大々的に、日本、海外間の架け橋となる人材育成を行なっているが、国際的なコミュニケーションに興味を持たない人のなかには、自分の生活とは関係がない、近寄り難い世界だと思っている人もいる。

 APCCは、「わたしたちAPCCメンバーはOMOIYARI(思いやり)の心をもった地球市民となり、子どもたちの笑顔あふれる世界を実現します」というビジョンを持っている。「グローバル社会の構築」の元祖ともいえるAPCCにしてみれば、自分たちのビジョンをもっと多くの人々に知ってもらいたいところだ。より多くの人々に、ビジョンを理解してもらい、一緒に思いやりのある世界づくりを目指したいのに、きっかけが掴めないのはもどかしい。

 そこでAPCC実行委員が新たに考えたことは「映画でAPCCを皆に知ってもらおう!」ということだった。未来に向かって、新たな第一歩を踏み出すための未来構想「NEXT APCC」構想を発表し、今後5年間を掛けて、国際的に活躍できるAPCCグローバルブリッジリーダーを育てると宣言するなかに、次の事業計画が記された。

「A PCC映画を活用したAPCCビジョンの世界普及」

APCC市民で作る映画部会 部会長 廣田 稔 APCC映画のタイトルは、「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」。ファンタジックなイメージがあり、アジア太平洋地域ともこども会議とも、まったく懸け離れた世界を思い起こさせる。
 「それを敢えて狙ったのです。決してAPCCの足跡を紹介するような、ドキュメンタリーにはしたくなかったのです」と、APCC市民で作る映画部会、部会長、廣田稔氏。
 監督や脚本家からエキストラ俳優に至るまで、APCCに関わったことがない人たちの手で作ってもらいたい。そこからAPCCビジョンへの第一歩が始まると思うから――という願いを込めて、APCC発の試み、自主映画制作は始まった。

APCC_eiga.jpg

(つづく)
【黒岩 理恵子】

| (中) ≫


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