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「北九州エコタウン」がオープン、「ゼロCO2住宅」実現に向けての取り組みスタート

2010年5月 6日 10:55

 北九州市は現在、北九州グリーンフロンティアプラン(北九州市環境モデル都市行動計画)のもと、炭素社会の構築を目指し、様々な事業に取り組んでいる。その中で、ストック型都市への転換を進めており、併せて家庭での省エネ型のライフスタイルの提案を行うための「21世紀環境共生型モデル住宅(北九州エコハウス)」が3月末に竣工、4月21日(水)にオープンした。
 場所は、北九州市環境ミュージアム(八幡東区東田2-2-6)で、在来木造工法を用いた木造2階建てで、延床面積約180㎡、建設費総額9,500万円となっている。
 この住宅は、CO2削減量は年間3,700kgで約60%削減になるという。また、杉の木1年間のCO2吸収量に換算すると265本分になる。コンセプトは環境共生に関する普遍性の高いデザインの採用し、自然風の享受(風の道)、太陽光・熱など自然エネルギーの利活用、断熱性の確保など環境基本性能を重視した設計となっている。今後は、地元建築関係者の知識や技術を高める場として活用し、北九州建築6団体が会員を対象に、定期的な研修会、勉強会を開催し、エコハウスに関する技術の向上を図るという。
 エコハウスの「太陽光発電」「EV用充電装置」とスマートコミュニティ構想の一環として、設置する「純水素型燃料電池」との連携。「燃料電池や太陽光発電からの電気をEV用として活用すること」や「EVの電池に貯めた電気を電力系統(電線)に流し、地域全体でのエネルギーの有効利用を図ること」などマートメーターの設置によるエネルギーやCO2の見える化などを行い、エコライフ促進につなげる。北九州市によれば、以上のようなスマートコミュニティ構想の中での取組みを含めると、今後の展開として、実質的に「ゼロCO2住宅」が実現することになるとしている。


[この件に関するお問い合わせ先]
北九州市環境局環境学習課
TEL:093-582-2784

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