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阿久根レポート・報道されない事実(4)~山田勝元市議会議員の訴え(上)
自立する地域社会
2010年11月25日 09:40

 15日に告示された鹿児島県阿久根市・竹原信一市長の解職の是非を問う住民投票をめぐり、市長派議員で構成されるグループ「一新会」は、精力的な街頭演説活動を展開している。彼らをつき動かす阿久根市に対する想いとはどのようなものか--。

<一新会・山田勝元市議>
山田勝元市議 「市長は、命がけで市民のための改革に取り組んでいます」との訴えが阿久根市内に響いた。演説の主は元阿久根市議会議員・山田勝氏、阿久根市脇本出身。2004年から物産館「あくね旬の店 いきいき館」を経営している。1983年、阿久根市議会議員に初当選。09年3月22日に行なわれた市議選では、23人の立候補者のうち、1,227票を獲得しトップ当選した。
 山田氏が竹原市長に出会ったのは04年。当時、山田氏は市議会議長を務めており、竹原市長は阿久根市内で住民運動を行なっていた。ある時、両氏は話をすることがあった。山田氏は竹原市長へ、市議になるように勧めた。以来、山田氏と竹原市長は「改革の仲間」であるという。
 しかし、28年間続いた市議人生に突然の終止符が打たれた。市議会における抗議活動に対する処罰で失職したのだ。山田氏は、その経緯を以下のように説明した。

 「9月27日、竹原市長が浜之上大成議員の部屋に直接行き、29日の定例会の打ち合わせを行なった。その際、浜之上議長が竹原市長に『専決処分をしなさいよ』と言い、その言葉に竹原市長は『はい』と答えたという。私たち(一新会)はそれを止めた。ところが、29日の定例会初日で牛之濱由美議員が『仙波敏郎氏の副市長任命などの専決処分は認められない』という決議案を提出した。浜之上議長は、27日のやり取りについて『(専決処分の許可は)個人的な約束だった』と説明した。
 27日に、『専決処分をしなさいよ』と言っておきながら、仙波氏などの専決処分は認められない決議を出すのは、筋が通っていないじゃないかと、浜之上議長に27日の打ち合わせの説明と謝罪を求めた。しかし、この要求に浜之上議長が応じなかった。そこで、竹原信一市長を支持する一新会の他の議員3名と議場に立てこもるなど抗議活動を行なった。その処分として、除名を受け失職した」。

 議員失職後も山田氏は、「竹原市長を市議へ誘った責任を果たす。最後まで一緒に改革を行なっていく」と、街頭演説を行なっている。
 18日、山田氏の演説を聞いていた70代女性は「山田さんは古くからの知り合い。応援していましたので、市議を失職したときはむなしさを感じました。山田さんは貧乏人の味方、頑張って欲しい」と、エールを送った。

【長嶋 絵美】

※本シリーズは、他の報道で触れられていない鹿児島県阿久根市の竹原信一市長および、竹原市長を支持する市議や住民などにスポットをあて、阿久根市のもうひとつの側面をレポートしたものです。


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