2024年04月20日( 土 )

新庁舎建設費は高すぎませんかね藤田市長(後)

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筑紫野市

総額88億円といったらどんな庁舎ですかね

 ここに、筑紫野市役所から入手した頂いた庁舎の基本方針(案)をまとめた概要書がある。その一部を上段から見てみると、まず予算に関しての簡単な説明書きがある。その下に表があり、事業費の合計が書いてある。そこに記されている金額は、「8,834,842千円」と見える。総額88億3,484万円?庁舎本体の建設費用は約60億円と明記してあり、m2単価が43万円となっているのがお分かりいただけよう。

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藤田陽三市長<

藤田 陽三 市長

 事業費の表の下には「・・・コンパクトな庁舎」と書かれているが、「コンパクトでとっても費用がかかる庁舎」とでも書き足した方がいいと言われそうである。「建設資材や建築費の高騰がこの金額に反映していると思われます」と同市の職員が説明したが、今後の動向を見ていくしかない。
 予定では、2年後となる平成29年度(2017年)の中頃から着工、30年度(2018年)内の完了としている新庁舎建設構想。ようやく進み出した感じだ。

 15年1月、藤田陽三市長は無投票で2期目への再選を果たした。しかし、2期目において、この大事業を市長としての務めとして果たすべく、全力で公務に勤しんでいただきたい。そして2期目の終わり頃には市長も76歳。さすがの藤田市長もその頃には、次の若い世代へバトンタッチを行う心構えを見せていると思われる。そのためにも、藤田市長の置き土産として、新庁舎の完成を期待したい。

(了)

【道山 憲一】

 
(前)

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