2024年04月18日( 木 )

都知事選、不正選挙を防止せよ!

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。有権者の意向を意図的に結果に反映させない選挙、それが不正選挙だ。かつて民主党代表選挙で不正選挙が行われた可能性が高い、そして、今度の東京都知事選挙でも不正選挙が行われる可能性がある、とした26日付の記事を紹介する。


メディアが誘導する選挙を完結するのが「不正選挙」であるとの疑いが存在する。投票集計機器の精査が必要である。また、事後に投票用紙を手作業で区分する再精査を義務付けることも必要である。
不正選挙の疑いが濃厚になったのが2010年9月14日に実施された民主党代表選である。党員サポーター票の集計において、大規模な不正が行われた疑いが濃厚に存在する。

この選挙の正当な当選者は小沢一郎氏であった。小沢一郎氏が民主党代表選で代表に選出されていれば、2010年9月に小沢一郎政権が誕生していた。日本の歴史は今とはまったく異なる方向に展開していた可能性が高い。

2009年9月に鳩山由紀夫政権が誕生したことは、日本の既得権勢力、米・官・業・政・電の悪徳ピラミッド勢力にとっての悪夢だった。このまま小鳩体制が堅持され、強固な政権基盤が構築されるなら、米・官・業・正・電の既得権勢力の支配権は根底から破壊されていた可能性が高い。

既得権勢力は「目的のためには手段を選ばぬ方法」によって、鳩山政権の破壊に突き進んだ。

すでに本格化していた小沢一郎氏に対する人物破壊工作はエスカレートし、この人物破壊工作の刃が鳩山由紀夫首相にも向けられた。既得権勢力は民主党内の反動分子を活用することにより、鳩山政権を破壊。民主党内でクーデターを挙行させ、2010年6月に既得権勢力の傀儡政権である菅直人政権を樹立した。

しかし、菅直人首相は何の分別もなく財務省の消費税増税路線に乗り、2010年7月参院選で惨敗した。この選挙結果を受けて、菅直人氏は直ちに首相を辞任するべき局面であったが、既得権勢力が菅直人退陣を妨げた。

そして、9月14日の民主党代表選。小沢一郎氏が選出されることは確実の情勢であったが、これが「不正選挙」で覆されたのである。

党員・サポーター票は郵便はがきで投票され、日本郵便つくば学園局に郵送された。郵送されたはがきを受領し、集計を行ったのが株式会社ムサシである。問題は、この投票用紙がむき出しで郵送されたことである。はがきの表面に投票結果が明記されている。

これほどまでにずさんな選挙はなかった。この集計作業で、小沢一郎氏への投票が大量に破棄された疑いが強い。衆議院の選挙区ごとの集計で、勝者がポイントを総取りする。国会議員による本選挙を待たずに、代表選の結果を決定づける、党員・サポーター票の集計が可能だった。このような単純で大がかりな不正集計が行われた疑いが強い。この株式会社ムサシが日本全国の選挙集計に深く関わっている。

東京都も同じである。都知事選に際しての不正選挙の流れは、

1.序盤戦における鳥越氏独走の情報を封印する
2.選挙戦における鳥越氏の弱点を調べて、その部分だけを重点的に報道する
3.週刊誌を用いてネガティブキャンペーンを大々的に展開する
4.中盤・終盤情勢調査で既得権勢力候補の優勢を伝える
5.既得権勢力候補の優勢候補に組織票を集中させる
であり、これを完成させるのが「不正選挙」である。不正選挙が大規模に展開されれば、太刀打ちしようがない。

しかし、事後的に投票用紙の手作業による全数再調査の道筋を必ず確保しておかねばならない。

「安倍政治を許さない!」と考える主権者は、悪徳勢力の情報操作に惑わされることなく、反安倍改憲勢力候補を都知事選に投票を集中させ、必ず勝利しなければならない。

テレビ映像が映し出す、既得権勢力を応援しているように見える一般市民の大半は、動員された芝居を演じる組織員である。北朝鮮の「泣き女」に類似する存在だ。

騙されるな!不正選挙に勝ち抜かねばならない。

そして、本日午後5時半より、憲政記念館でロッキード事件田中元首相逮捕40年シンポジウムが開催される。衝撃の書『田中角栄を葬ったのは誰だ』の出版を記念して開催される。多くの市民の参集を期待したい。

※続きは7月26日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」第1497号「権力による人物破壊こそ真の重大犯罪だ」で。


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・植草一秀の『知られざる真実』

 

 

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