学校運営の混乱が続く学校法人 筑紫女学園で、今年6月21日付(登記上)で理事長に就任した(株)はせがわの元代表・長谷川裕一氏。就任からもうすぐ2カ月というところだが、8月10日午後4時現在、学校法人の公式ホームページには、いまだ笠信暁前理事長の理事長メッセージが掲載されている。
学校関係者によると、すでに教職員に対しては、学校運営の再建を誓うなど、新理事長としての決意を語ったとされるが、長谷川氏に関する情報は、6月23日に発表された新理事長就任のニュースリリースのみ。既報の通り、長谷川氏を理事長に選任した6月21日の理事会の内容は明らかにされておらず、その経緯は不透明。
また、浄土真宗本願寺派の龍谷総合学園グループに属する筑紫女学園は、同派福岡教区寺院の住職が理事長に就くという原則がある。異例と言える新理事長について、外部の理解が得られていないのだろうか。変わらない理事長メッセージは、混乱の大きさを物語っているとも言えるだろう。
【山下 康太】
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