共存共栄のサービス展開で１千年つづく企業へ～グッドパースングループ（後）

多方面へ広がりをみせるグッドパースンのサポート

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グッドパースングループ　松本 大成 代表

　国境を超え、物資・情報が飛び交う現代において、顧客が自らの人生に求めるものも多種多様化を極める。複雑化するニーズに応えるため、同社は保険事業を基軸としながらも、海外にも活動範囲を広げ、グループ内で資産形成サポート・飲食事業を展開した。さらに、現在ヘルスケア分野にも進出している。

　「お客様の人生をトータルでサポートする。この役割を全うするために、現在最も考えていかなければならないのが『長生きリスク』ではないでしょうか。超高齢化社会に突入し、誰もが今まで以上に健康管理には気をつけなければならなくなりました。そのような状況下で、今グループ内で推進しているサービスがプリベントメディカル提供の『がん予防メディカルまも～る』です。画期的なのは、会員（月額/3,480円）になると、簡易的な尿検査でガンの有無をチェックできるというサービスです。先日、同サービスを利用された方が『ガンの可能性がある』との判定を受けたので、病院に行って精密検査を受けられたところ、実際にガン細胞が見つかったという話を聞かせていただきました。検査精度も抜群で、ガンの早期発見にも役立ちます。また、話題の水素を直接吸入できる機器の販売事業にも注力していきたいと考えています」（松本代表）。

　新たな計画が次々と語られるその様子からは、同社がいかに「“トータル”コンサルティング」の姿勢にこだわりを持って取り組んでいるのかがうかがえる。くわえて、松本代表には事業の多様化に対する揺るぎない信念がある。

　「100人の経営者を育てあげる。これが私の目標です。そのためにも、経験を積める場所（会社）を作ってあげたいんです。もちろん、1社だけで生き残っていけるような優しい時代ではない、という現在の状況からくる判断もあります。保険事業で得たリスク分散という考え方があらわれているとも言えます。グループ内で担える役割を増やし、より多くの人の人生を豊かにするサポートを手がけていく。そうした共存共栄のサービス展開を通じて、1000年つづく企業に成長していきたいと考えています」（松本代表）。

　グッドパースングループは、これからも活動範囲を広げていく。あなたが同グループの名前を知る機会も、同グループ企業が提供するサービスを受ける機会も、必ず巡ってくるだろう。

（了）
【代　源太朗】

＜プロフィール＞
松本　大成（まつもと　たいせい）
福岡県久留米市出身。学卒後は美容師として活動するほか、九州電子計算機専門学校にて専門スキルを取得し、九州電力関連企業への就職、学生指導塾の講師を経験するなど、ユニークな経歴を持つ。世界最大規模の異業種交流組織BNIを九州に持ち込んだ発起人であり、現在はBNI福岡東のエグゼクティブ・ディレクターを務める。