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2017年02月16日 16:38

白金の土地高騰、その理由は?

薬院が飽和状態のため

 福岡市中央区白金・高砂地区のマンションが高騰している。坪450万、400万円の取引が相次いでいるのである。しかし、この地区の容積率は場所によっては380%しかないところもあるのだ。その割にこの高騰ぶり、「どうしてだろう?」という疑問を持った。

 記者は1975年から1995年まで薬院1丁目に暮らしていた。周辺にはまだ戸建の住宅も残っていた。あとで触れる2丁目などは、特に閑静な環境で戸建住宅も数多くあった。マンションなどはまだ点在する感じであったのだ。事務所街と住宅街とが共存する、のどかな佇まいが残っていた。

 12日(日)夕方、記者は通夜参列のために薬院4丁目の喫茶店で時間を潰していた。あらためて薬院3丁目側を注視していると、「マンション林立」の光景が目に飛び込んできたものである。「よくまあこれだけのマンションが建てられたものだ」と驚いた。知らぬ間に薬院地区はびっしりとマンションが林立する、マンション森林に変貌していたのである。主体はファミリータイプで家族世帯が主力だ。

薬院の人口13,000人には驚異の念を抱く

 早速、人口調べをしてみた。中央区の人口統計資料をながめて、あらためてびっくりした。薬院(1丁目から4丁目)で13,527人居住しているのだ。次に続くのが平尾、小笹であるが、中央区内でトップの人口を記録しているのである。あらためて薬院の過密さを痛感した。薬院地区を歩いても20年前には漂っていた気品が消え去り、ゴミゴミした混雑さを感じるのは人口密度が高まったからなのだ。マンションが集中的に建てられたことがなせる業であろう。

 1丁目から4丁目まで、それぞれに特性がある。1丁目はオフィス街と混在しているからマンション用地が少ない。人口限度は2,000人だろう。2丁目は郵政の逓信病院再開発次第であるが、あとプラス1,000人の6,500人までは伸びしろは期待される。3丁目は1丁目と同じオフィス共存区域であるから3,500人が限度である。

 今後の人口増がもっとも見込めるのが4丁目だ。九電体育館再開発のマンション計画が存在している。本格的な定住が進めば、5,000人を突破するのは間違いない。そうなると薬院地区の総人口は17,000人に達する。現在と比べて3,500人増になる。

人口増加地帯は南へ南へ移動

 福岡市の人口は160万人を展望するまでになった。今後の人口増の主流は、まず中心部への集中化が顕著になるだろう。とても薬院地区だけでは賄いきれない。隣接している白金・高砂・大宮地区へ波及するのは自然の流れである。行政としてもこの地区の容積率を拡大させる決定を早急に行う必要がある。

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