2024年04月19日( 金 )

西部市場跡地に白十字病院新設へ

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西部市場跡地

 福岡市は事業提案公募を実施していた西部市場跡地(所在地:福岡市西区石丸4丁目地内)における事業予定者を、(医)白十字会白十字病院(所在地:福岡市西区)に決定した。市は、白十字会を選定した理由を「審査委員会の評価で、土地評価点、計画評価点ともに高得点を獲得したほか、西区まちづくり計画にある健康促進、地域住民との交流促進に対する取り組みも高く評価された結果」としている。

 西部市場跡地の公募対象面積は18,962.65m2で、最低土地価格は119,000円/m2(約22億6,000万円)。今年3月末まで公募が実施され、事業提案は2件だった。土地は145,455円/㎡(約27億6,000万円)で白十字病院に売却され、RC造8階建の医療施設が計画されている。

公募敷地概要

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 白十字病院(病床数466床)は、1982年2月に佐世保市に本部を置く(医)白十字会の4番目の施設として福岡市西区石丸3丁目に開設された。
 複数の診療科目に対応しており、地域医療の要となっている白十字病院は、開設から35年目を迎え、さらなる医療サービス拡充を目指す。

 白十字病院の担当者は、「既存病棟をリハビリ棟として活用し、新設病棟と機能を分ける方向で検討しております。現状、新設病棟の病床数は約300を予定しており、院内・外で講演会などの啓発活動を実施し、地域の皆様との交流促進の場を目指します。また、公園も隣接予定となっておりますので、ストレッチ広場として活用できればと考えております。そして、災害時に役立つ施設としての機能充実を図っていきます」としている。

【代 源太朗】

 

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