日銀が3日発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業製造業でプラス17となり、前回調査から5ポイント上昇。輸出や個人消費の回復が続き、3期連続の改善だった。
またドル円相場も112円50銭を挟み円安傾向で推移するなど、株価上昇を期待される局面だったが、東京都議選で自民党が歴史的敗北をしたことなどを受けて、日経平均株価は小幅な上昇で推移したまま、3日の取引を終えている。
その流れを受けて、株主総会を終えたばかりの九州地銀の株価は、まちまちの動きとなった。
【別表2】を見ていただきたい。
この表から見えるもの
2018年3月期の第2四半期がスタートとなった今日3日、大きく値を上げたのは西日本FHで、前日比+10円の1,176円。次がふくおかFGで、前日比+6円の540円。九州地銀8銘柄のうち、値を下げたのは十八銀行だけで、前日比▲2円の319円だった。ふくおかFGとの経営統合に暗雲が漂っていることが大きな要因となっているようだ。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】
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