2024年04月26日( 金 )

【2/15~21】若手唐津焼作家による「陶二人展」開催

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futari 福岡市の新天町北通りにある「ギャラリー風」で、若手の唐津焼作家による「陶二人展」が開催されている。この展示会は、福岡市で独創性を感じられる作陶を目指して活動している三浦広太氏と、熊本県阿蘇市の雄大な自然の中で唐津焼を作陶している田中耕治氏による二人展。

 三浦氏は、九州産業大学芸術学部の陶芸コースを卒業後、佐賀県の唐津焼「中里太郎右衛門窯」に入社。時を経て、同じく唐津焼「鏡山窯」に入社し、経験を積んだ。2013年に福岡に戻り、6月から「炎也窯」を開窯。同窯では、唐津焼の製造販売を行っているほか、陶芸体験もできる。
 今回の展示会では、日常に使える器をメインに展示しており、ほっこりと温かみのある器が並ぶ。

 田中氏は、九州大学工学部機械航空工学科を卒業後、森の再生を写した1枚の写真に魅かれ、アラスカをヒッチハイクで旅した。その後カナダに渡り、ある小さな島でカナダ人陶芸家と出会う。作陶と農業で身を立てるその生き方に憧れ、陶芸の道に入る。帰国後、唐津焼「土平窯」の藤ノ木土平氏の元で3年間修業した後、阿蘇に移り住む。2013年から「工房ゆう」を開窯。
 今回の展示会では、自然と人工物、破壊そして再生をモチーフとした作品を展示。ダイナミックななかにも繊細さがにじみ出た個性的な作品が並ぶ。

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【村重 珠実】

■陶二人展

<日 時>
2月15日~21日
午前10時半~午後7時(最終日は午後5時まで)

<場 所>
ギャラリー風(福岡市中央区天神2-8-136)
TEL:092-711-1510

三浦広太氏
【炎也窯】福岡市南区柏原1-18-61
田中耕治氏
【工房ゆう】熊本県阿蘇市一の宮町中通1707

 

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