2024年04月20日( 土 )

大和ハウス工業、小屋裏界壁パネルが建築基準法違反に

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 18日、国土交通省(以下、国交省)は、大和ハウス工業(株)(本社:大阪市北区、大野直竹代表)が施工した賃貸住宅など160棟の「小屋裏に設置した※界壁パネル」の一部が、建築基準法違反であることを明らかにした。現在、調査を実施している関係特定行政庁により違反とみなされたのは160棟中11棟。
 国交省は、残りの149棟についても、同庁による調査を進めている。

 今回違反とされたのは、防火および遮音に関する界壁パネルの仕様。本来ならば、国土交通大臣認定の防火性能・遮音性能を有するものを使用しなければならない。しかし、同社では2013年11月23日~16年4月12日までに栃木二宮工場・九州工場で製造・出荷し、施工した44棟について、認定内容とは異なる仕様のものを使ったとしている。

 同社は、今回の件について「一連の不適合を厳粛に受け止め、安全・安心の住まいづくりに努めるとともに、全社をあげて信頼の回復に努めてまいります」と述べている。なお、不適合物件を所有するオーナーおよび入居者に対しては、個別に説明を行い、至急改修工事を行っていくとしている。

※界壁パネル:各住宅の間を区切る壁。

【代 源太朗】

<相談窓口>
大和ハウス工業(株) 界壁対策室
TEL:0120-004-966
受付時間は午前9時~午後6時まで(年末年始12月28日~1月3日を除く)

建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。

 

関連記事