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阿久根市議補選、水面下でかけひき?~第3の候補予定者の思惑は
自立する地域社会
2011年1月11日 09:30

無投票で当選した山田氏と牟田氏/阿久根市議補選 鹿児島県阿久根市で告示された阿久根市議会議員補欠選挙(9日告示)では、立候補した山田勝前市議(65)と牟田学前市議(52)が、無投票で当選を決めた。
 同選挙は、昨年9月、山田氏と牟田氏が市議会本会議中に議場に立てこもった件で除名失職したため、その空いた2議席をめぐって行なわれた。しかし、立候補の届出を提出した者が両氏しかいなかったことで、無投票当選となった。山田氏と牟田氏は、竹原信一前市長を支持する市議で構成された「一新会」のメンバーである。

 報道では何事もなく無投票当選となったかのように報じられているが、実は告示前に行なう供託金(30万円)の手続きを、山田氏と牟田氏以外にもう1名の人物が済ませていた。実際に、立候補届出の受付会場があった阿久根市役所内には、多数のマスコミがつめかけ、受付終了の17時まで動向に注目していた。
 同選挙は、市議会へのリコール(解散請求)の是非を問う住民投票が2月20日と間近に控えていることから、「立候補者はいないだろう」との見方もあった。

 しかしながら、山田氏と牟田氏は選挙運動を通して、同期間で行なわれる出直し市長選における竹原氏の援護射撃を行なおうと立候補を決断。山田氏は取材に対し、「竹原さんをひとり残してやめるわけにはいかない」と理由を語った。一方、牟田氏は演説のなかで「阿久根市民みなさんのひとりひとりの手で竹原氏を残すことができれば、阿久根から日本が変わる」と、自分たちの選挙は二の次といえる内容で熱く訴えていた。

 届出を出さなかったX氏は、両氏が手をあげたことで選挙戦になると判断し、立候補を取り下げたのではないだろうか。市民からは「会期が延長されている間、日当報酬(日額1万円)がもらえる。"棚からぼたもち"をねらった」という声があがる。姿を見せなかったX氏、その選挙ポスターも掲示場に現れることはなかった。
 竹原氏陣営関係者は「もうひとり出れば、反竹原票が流れ込む恐れがあった」という。ただし、山田氏と牟田氏の"援護射撃"が告示初日のみで終わったことも事実。市長選をめぐり、水面下でかけひきが行なわれていた可能性は高い。

 無投票での当選となった山田氏は「選挙戦をしたかったが残念。今後は竹原氏を応援するため後援会での活動を行なっていく」とコメント。16日に投開票を迎える阿久根市長選挙については、「改革ができるのは竹原さんだけ」「市民のみなさんを信じている」と語った。

【山下 康太】

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