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大気汚染の北京 大富豪が新鮮な空気の缶詰を配給
社会
2013年2月14日 10:33

c_1.jpg 深刻な大気汚染に悩む中国の首都、北京市。この街で新鮮な空気が入っているとされる缶詰が配られたことが話題となっている。複数の地元メディアが報じている。

 新鮮な空気の缶詰が配られたのは、北京の大気汚染が深刻な状況となっている真っ最中の1月30日。配ったのは、中国一の大富豪とも言われている陳光標氏だ。陳氏は東日本大震災の際も、発生直後から日本入りし、被災者の支援活動を行なった人物で、日本のマスコミもそのことを大きく報じたことがある。

 大規模な災害が起こると、救世主のように現れるという彼は、自社製品とされる缶詰を北京市内6カ所で、合計23万本配ったという。この缶詰は、チベット地方の新鮮な空気が入っているそうで、実際に1缶5元(日本円で約70円)で売られているものだという。

c_2.jpg 陳氏がボランティアを行なう際は、必ず派手なパフォーマンスを行ない、それを面白おかしくマスコミが大きく報じるというお決まりのパターンがあるそうだが、今回も缶詰を両手にガッツポーズする姿が、地元メディアに大きく報じられている。

 缶詰に入っている程度の新鮮な空気を吸ったところで、汚染された空気から逃れられるわけはないのだが、23万本があっという間になくなったという話を聞くと、単にタダでもらえるものには群がる中国人の気質なのか、それほど深刻な状況なのかは伺い知れないが、いずれにせよ、北京市の大気汚染は未だ解決の糸口を見いだせないでいるのは事実だ。

【杉本 尚丈】


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