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受注競争力アップで真の技術力向上へ(後)~(株)インターウェーブ代表・倉橋利一氏
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2013年3月21日 07:00

 建設業をワンストップで支援する企業を目指す(株)インターウェーブ。経営事項審査のランクアップから技術提案書作成添削、レベルアップCPDS社内研修、工事成績アップから電子納品や完成検査対応までを手がけている。今回は、総合評価落札方式の導入により、価格以外の要素(品質)である技術評価点を用いて算定される評価値で公共工事の落札者が決定する仕組みに着目し、「総合評価ソリューションサービス」を展開することに至った想いについて、同社代表取締役の倉橋利一氏に語ってもらった。

<『現場管理館Plus』で工事成績アップ>
sankou1_0s.jpg 工事成績(工事成績評定)は、総合評価落札方式において重要な要素であることは前述のとおりですが、そのほかにも等級格付けや入札参加要件の評価項目としても活用されており、企業の優劣の重要な指標となっています。技術評価点における工事成績は、技術者個人の成績のみならず、企業としての成績が問われます。個人の力量と努力では限界がありますので、全社を挙げて取り組む必要があるでしょう。技術者によるバラツキをなくし、全体的な底上げを行なうことが必要です。

 そのためには、戦略的に工事成績アップを図るための体制および仕組みづくりが重要となります。 また、過去数年の実績(2年~5年の平均点など)により評価され、短期的実績では評価点に反映されにくいため、長期的施策として取り組む必要があります。しかも、現在施工中の工事からすぐに取りかからなれば、工期は数カ月以上を要しますので、競合他社に遅れをとってしまいます。

 弊社では、この工事成績アップについて、「工事成績マネジメント」という独自の手法を構築しています。この手法は、工事成績をプロセス管理して、戦略的に成績アップを図っていこうというものです。そのためにはまず、「何をすれば何点になるのか」を把握したうえで、「何をすべきか」を定める必要があります。

 そこで弊社では、工事成績をシミュレーションすることができ、PDCAサイクルによるプロセス管理を実現するための工事成績マネジメントシステム『現場管理館Plus(げんばかんりかんぷらす)』というソフトウェアを開発しました。本システムは、発注機関別の工事成績評定シナリオにより、考査項目の細目ごとに設定された6つの選択肢を選ぶだけで、簡単にシミュレーションが行なえます。したがって「現状が何点、これを実施すれば何点になるのか」が明確に把握でき、具体的施策の検討ができます。

 また、精度の高い有効なシミュレーションを行なううえでは、考査項目の細目における履行基準(どのような取り組みをして、どのような状態であればマルがもらえるのかの判断)が重要になります。この点、本システムでは履行基準のアドバイス機能を有しており、本システムの監修者(前田憲一・弊社技術顧問)および中堅ゼネコンの工事検査部(開発協力)の履行のポイントを収録していますので、施策などの検討に活用していただけます。

 さらに、施工中における取り組み、作業の内容、施策などを考査項目の細目ごとに、自由に記録してほかの工事のシミュレーションで過去記録の活用ができるデータベース機能を有しています。成績の良い技術者の技術を情報共有することによる社内ナレッジで、全体的な成績の底上げに有効です。

sankou2_0s.jpg 『現場管理館Plus』は、工事成績アップのためにやるべきことを明確にすることができ、その実行の管理を行なうことができます。企業の工事成績アップの技術とノウハウのデータベースとなり、使えば使うほどその技術とノウハウは蓄積され、さらに優れたデータベースとなります。このデータベースと、その活用によって構築される工事成績マネジメントの仕組みは、企業独自の工事成績アップのノウハウ(技術力)となり、企業の強力な武器となるものと考えています。

 12年度補正予算をはじめ、今後の公共事業は拡大基調です。私たち国民の快適な生活の基盤である社会インフラ整備を担う建設業のお役に立てるサービスのご提供に、社員一同、専心努力してまいります。

(了)

≪ (中) | 

<COMPANY INFORMATION>
所在地:鹿児島市下荒田3-43-6
福岡支店:福岡市博多区博多駅南1-3-11
設 立:1997年2月
資本金:8,000万円
TEL:099-206-3113(本社)、092-474-6050(福岡支店)
URL:http://www.i-wave.co.jp/

<プロフィール>
kurahasi_pr.jpg倉橋 利一(くらはし・としかず)
1967年3月生まれ、鹿児島県姶良市出身。85年鹿児島工業高校卒業後に入社した富士ゼロックス(株)で、89年第1回目全国セールスコンテストにおいてトップセールスを記録。その後、元上司とともに97年2月、現在の(株)インターウェーブの前身会社を設立。公共工事中心の建設業に特化したセミナーを全国で開催するなど、建設業界発展のために精力的に活動している。


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