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福岡県あんしん住替え情報バンクの有効活用

2010年4月20日 14:45

 財団法人福岡県建築住宅センターが運営する、『福岡県あんしん住替え情報バンク』をご存じだろうか?
 この情報バンクは、シニア世代の住み替え・持ち家活用を支援する相談窓口である。
 郊外のベッドタウンなどでは地域全体の高齢化が進み、地域の活力が衰退するなどの問題が生じはじめている。このような住まいの高齢者世帯のなかには、家族構成の変化や加齢による身体能力の低下などから「住宅が広すぎて維持管理が大変」、「病院近くの便利なところへ引っ越したい」など、より利便性の高い都心部などへの住み替え意向を持っている世帯が存在する。
 対して比較的狭い賃貸住宅に居住している子育て世帯は、子育てに適した環境の住宅を求めている。一方で、近年価値観の多様化から住まいに対する意識も変化しつつあり、必ずしも新築にこだわらないという世帯も増えており、中古住宅の需要も高まりつつある。
 このようなことから、高齢者世帯などの住み替えの円滑化を図り、住み替えた後の空き家の有効利用を図るサポート実現のために「福岡県あんしん住替え情報バンク」(略称:「住替えバンク」)が発足した。
 住替え情報バンクは、福岡県を中心とした公的な機関のバックアップにより運営されており、その窓口が「住替えバンク事務局」である。
 住替えバンク事務局では、住み替えに関する様々な相談を受け、適切な住まいに関する情報提供を行なうために、関係団体と連携を図っている。また、住替えバンクの趣旨に賛同し協力する宅地建物取引業者を「協力事業者」として登録し、実際の不動産売却などに際して、この協力事業者を紹介できる体制を整えている。
 シルバー世代と若年者世代の住まいのマッチングをサポートする「住替えバンク」。
住み替え相談は無料で同財団法人が行なっている。同時に協力事業者の登録も募集している。住まいの有効活用におけるひとつの施策である同バンクへアクセスして戴きたい。


▼関連リンク
福岡県あんしん住替え情報バンク

【河原 清明】


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