2024年04月20日( 土 )

日経平均株価2万円台回復~九州地銀の株価も大幅に上昇

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 6月2日の東京株式市場における日経平均株価は、NYダウ平均株価が前日比+135ドル53セントの2万1,144ドル18セントと史上最高値を更新したことなどを好感し、買い先行で始まった。

 日経平均株価は一時、前日比379円高の2万239円まで上昇。結局終値は前日比+317円25銭の2万177円28銭で取引を終えた。

 別表1の通り、取引時間中としては、2015年12月2日以来、約1年6カ月ぶりに2万円台を回復。終値では2015年12月1日の2万12円40銭以来となる。

 その流れを受けて九州地銀の株価も大きく上昇した。【別表2】を見ていただきたい。

この表から見えるもの

・大きく値を上げたのは西日本FHで前日比+34円の1,143円。次が宮崎銀行で+24円の381円。前日比+21円は九州FGと北九州銀行を傘下に持つ山口FG。それぞれ717円と1,313円。続くのがふくおかFGで+20円の526円。九州地銀8行(含むFG・FH)のうち、5行が20円を超える大幅な上昇となった。

・以下大分銀行は前日比+17円の436円。十八銀行は+13円の319円と二ケタ台だったが、佐賀銀行だけは+8円の279円で取引を終えている。

・ただ1月31日の終値と比較すると、西日本FHは1,223円に対し▲80円。九州FGは793円に対し▲76円。佐賀銀行は299円に対して、▲20円。大分銀行は437円に対し、わずかではあるが▲1円となっており、せっかくの2万台回復後も本気では喜べないのではないだろうか。

 今月末は九州地銀の株主総会が予定されており、日経平均株価の動向とともに、九州地銀の株価からも目が離せない状況が続くことになりそうだ。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

※クリックで拡大

 

関連記事