福岡の7月建築工事費総計は700億円
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福岡市の博多駅前周辺エリアおよび天神周辺エリアを歩けば、マンションやホテルの新築工事現場に出くわすことが多い。「建設業界は景気が良い」という“雰囲気”は伝わってくるが、実際のところはどうなのか。
国土交通省が8月31日公表した「建築着工統計調査報告(平成29年7月分)」によれば、福岡県の2016年7月分工事費総計は725億8,267万円。対して、17年7月分工事費総計は736億6,607万円で、前年を10億8,340万円上回った。しかし、建築棟数は16年7月分が1,754棟に対して、17年7月分は1,735棟で、僅かではあるが前年割れとなっている。企業案件が約80件減少したことが一因(一般個人案件は100件増加している)。この結果から、7月に関しては前年よりも今年の方が1棟当たりの建設工事費は高まっているといえる。
16年7月の1棟あたりの工事費は約4,100万円。対して、17年7月は約4,200万円で、前年同月比約100万円増となっている。【代 源太朗】
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