2024年05月12日( 日 )

設立2期目から新卒採用はじめ 21年春、2人目の役員が誕生

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(株)モダンプロジェ 執行役員 大東 晋也 氏

1期先輩の登用「チャンスある」

(株)モダンプロジェ 執行役員 大東 晋也 氏
(株)モダンプロジェ
執行役員 大東 晋也 氏

  2012年3月に設立された、投資マンション・モダンパラッツォを供給する(株)モダンプロジェは、設立2年目となる13年から新卒採用を継続してきた。約9年半の事業歴はほぼ新卒採用の歴史でもある。「2代目社長は新卒入社の社員から選ぶ」と同社・別府社長は話しており、すでに新卒入社の社員を抜擢した実績もある。新卒1期目の佐藤史明氏は、18年にモダンプロジェグループで「MKホテルズ西中洲」の運営を手がける(株)モデリアの代表取締役に就任。同社のホテル運営事業全般を任せている。佐藤氏がグループ会社の社長に就任したことで、「自分にもチャンスがあると思った」と話すのは、新卒2期目の大東晋也氏だ。その大東氏は、今春からモダンプロジェの執行役員に就任した。

 冒頭で述べた通り、モダンプロジェでは、設立2年目から新卒採用を開始したが、その理由について別府社長は次のように説明する。「モダンプロジェを世間でいう不動産会社っぽくはしたくなかった。そのためには、未経験の若手人材が活躍できる会社でなければならないと思い、設立2年目にも関わらず新卒採用に踏み切った」。

鞄持ちの3年間「いい経験」

MODERN PALAZZO KEGOSUN
MODERN PALAZZO KEGOSUN

「最初の3年は、社長の鞄持ちからスタートした。九州内はもちろん、大阪や東京など、週の大半を出張して過ごす別府社長のカバン持ちは、当時はきつかった記憶があるが、今となってはいろいろ学ばせてもらえるいい経験だった」と大東氏は振り返る。不動産投資には多岐にわたる知見が必要となるが、「商談にも同行させてもらった。最初は何を話しているのかチンプンカンプンだったが、自分が主導して商談を進める際に、当時なんとなく聞いていたことが役に立っていることを実感するようになった。6月に完成したMODERN PALAZZO KEGOSUNは、金融機関との打ち合わせ、投資家への売却までほぼすべてに関わることができた初めての大型案件だったが、一気通貫して進められたのは当時の経験があったことが大きい」(大東氏)と話す。

「会社に貢献したい」抜擢への思い

 執行役員に登用されたことについては、「ありがたいなと。ただ、まだまだ賃貸管理や募集、関係法令などについての知識が足りないことを実感している。これまでのように、自分の数字だけを考えるのではなく、会社全体のことも考えていきたい。また、後輩の成長も後押ししていきたいし、それによって自分も成長していきたい。新たな領域にも挑戦して、会社に貢献できれば」と意気込みを語ってくれた。

 別府社長はマンション投資について「大きなお金が必要となるだけに、投資家の人生を左右しかねない。だからこそ、当社も長期的な視野をもって企画していく必要がある」と話していた。そのためには、物件だけでなく、同社も「持続可能な組織となっていく必要がある」(別府社長)と言い、今後も若手人材の抜擢を続ける方針だ。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:別府 大力
所在地:福岡市中央区大名1-7-3
設 立:2012年3月
資本金:300万円
TEL:092-737-6111
URL:http://modern-projet.com


<プロフィール>
大東 晋也
(だいとう・しんや)
1991年12月生まれ。熊本市出身。2014年、熊本県立大学卒業、同年、モダンプロジェ入社。21年春、同社執行役員に就任した。

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