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メガソーラーのパイオニア、芝浦グループホールディングス(株)~新地哲己会長兼CEO(1)
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2014年1月29日 15:52

 メガソーラ発電事業にいち早く参入し、次々と「日本初」の試みを成功させてきた芝浦グループ。町の電気店から事業を起こして30年。技術屋の強みを活かした独特の事業を展開し、売上高は実に300倍の成長を遂げた。業界の現状や株式上場を決めた経緯など、グループを率いる新地哲己氏に話を聞いた。

(聞き手:弊社代表・児玉 直)

<再エネ法施行を機に飛躍、グループ総売上高300億円>
 ――私が2011年7月の『I・B』で「国と東電は、原発事故の処理に10兆円が必要になるだろう」と書いたように、国は13年12月、東電への貸出枠を10兆円に広げました。私は、そのうちの1兆円でも再生可能エネルギーの開発と補助に振り向けるべきだと考えています。

新地会長新地 哲己氏(以下、新地) ご指摘のように、弊社が取り組むメガソーラーの業界では、その開発費の調達が大きな課題となっていました。何せ前例のない事業分野です。とくに、我々のような中小企業への融資に銀行が二の足を踏んだのは仕方なかったのかもしれません。ですが、再エネ法の施行(12年7月)後1年半が経つなかで、金融機関の理解も進み、今では潤沢な資金が業界に流れ込むようになりました。弊社の場合も同様で、すでに多くの実績を積んでいることもあって、金融機関も協力的に対応してくれています。

 ――昨年度の実績は、どのようなものでしたか。

 新地 弊社は7月期決算ですので13年7月期のものになりますが、グループ全体の総売上高は300億円弱でした。売上の約8割が太陽光発電に関係するものです。
主なものとしては、12年の年末から13年の2月にかけて、日本初のファンド型メガソーラー発電所事業を行ないましたし、13年3月には、福岡県みやま市に22メガ級(東京ドーム7.5個分、当時国内最大級)の発電所を完成させました。総額70億円を投じたこの発電所は「合同発電所」と位置づけられており、一部は他社にお譲りして弊社のグループで管理業務を行なっています。その後も九州一円でメガソーラー発電所を稼働させたことが、前期の主な実績と言えるでしょう。

 ――私が、初めて「新地哲己は『平成の発電王』になる」と書いたのは、12年の4月でした。それまでは芝浦特機(グループ会社)を中心に、売上高にして50億円前後だったでしょうか。再エネ法施行を機に、飛ぶ鳥を落とす勢いですね。

 新地 それでも、すべてが順調だったわけではありません。実は、昨年度の事業計画では、当初は発電所60メガワットの建設によって440億円の売上を見込んでいました。ですが、電力会社との連系日のずれ込みで決算日に間に合わないケースが出てきたため、結果として300億円弱という先の数字に落ち着いたのです。系統連系の可否は、自分たちではどうしようもない部分もあります。その意味では、業績が見通しづらい業界かもしれませんね。

<拡大する芝浦グループ、リーダー育成と女性登用>
 ――業界の問題点などをお聞きする前に、今一度芝浦グループの概要をご説明ください。

 新地 芝浦グループは、芝浦グループホールディングス(株)(以下、芝浦GHD)を中心として、主要7社で構成されています。芝浦GHDは、持株会社でありながら、メガソーラー事業の中核を占める事業会社でもあります。そこに、施工面で指揮を執る芝浦特機(株)、資材調達を担うニューガイアエナジー(株)、不動産調達部門の(株)ニューガイアや管理・保守部門の(株)九州メンテナンスといったグループ会社が連なります。そして、これらのシステムの開発を、(株)アスリードが行なっています。

 ――太陽光発電に関する企画から施工・運営・管理まですべてを自社で賄える体制ですね。グループ7社であれば、もう1社あるはずですが。

matueda.jpg 新地 昨年11月にオーバーシーズ(株)という会社を立ち上げ、12月から美容・健康分野に参入しています。親富孝通りと薬院にある自社ビルのなかに、「オーバーシーズ ビューティー&リラクゼーション」というサロンを開業し、さまざまな「癒し」のサービスを提供するというものです。もともとは、社員の福利厚生向けに幾つかの健康関連器具を購入したところ、その効果があまりに素晴らしかったため、皆さんにも体験してもらったらどうかという話になりました。代表の松枝鏡子社長は、グループ初の女性社長ですよ。

 ――未経験の分野でいきなり2店舗を持たせるとは、思い切った話ですね。

 新地 企業が永続していくためには、新たな事業と次の人材を育てることが不可欠です。そこで、弊社では人材育成・能力開発プログラムを推進しており、その第一弾となったのが先のオーバーシーズだったのです。ほかにも、グループ会社のニューガイアでは、「mr.kanso」(缶詰バー)のFC事業を始めています。いずれも事業を創ると同時に、社員のなかから次のリーダーを育て、あるいは女性の能力を引き出すことが目的です。ひいては、グループ全体を女性や若者にとって働きやすい体質に変えていくことも、重要なことだと思います。

(つづく)
【文・構成:田口 芳州】

| (2) ≫

<COMPANY INFORMATION>
所在地:北九州市小倉南区上石田4-17-22
設 立:2010年8月
資本金:4億5,400万円
資本金:(13/7)グループ合計約300億円


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