持続可能な「オンリーワン」のまちづくりを
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糸島市長 月形 祐二 氏
――今回の選挙戦を振り返って、いかがでしたか。
月形 今回は、相手候補の動きが見えない選挙だったように感じます。また昨年10月の衆議院選の影響もあり、対応が出遅れてしまいました。4年前の選挙結果をベースとして考えていましたが、2万9,004票対1万7,653票という結果となり、保守としての選挙を確実に実行することができたのではないかと捉えています。
――多くの市民の信任を受けられたわけですが、2期目への決意や意気込みは。
月形 2期目は、市の総合計画が目標年度を迎えることから、計画の目標人口「10万2,000人」を着実に実現することが最も重要だと考えています。また、今回の選挙の争点でもあった「総合運動公園」「新庁舎」については、市民の安全・安心を守るため、防災センター機能をもつ拠点として、市民の声を聴きながら、しっかりと実現に向けた道筋を付けたいと思います。そのほかにも、「ブランド糸島」の確立や、市民協働のまちづくりを通じて、持続可能な「オンリーワン」のまちとしての発展を目指していきます。
――糸島市の持続的な発展に必要なモノ・コトについて、自由な意見をお聞かせください。
月形 まずは「職・住の近接」を実現するため、企業誘致や既存事業所へのフォロー、そして雇用のマッチングなどにより、就業機会を増加させることが必要であると考えています。また、本市にキャンパスをもつ九州大学と連携した「学術研究都市」の実現と、併せて基幹産業である農林水産業と観光業の振興・発展を目指した取り組みが必要です。
さらに教育や子育て支援に関しては、糸島ならではの取り組みを進めていき、1つのブランドとして確立させたいと考えています。そして、高齢者や障がい者など、支援が必要な方を地域で支え合うことができるよう、地域包括支援システムの充実や「我が事、丸ごと」の地域づくりの推進を通して、「地域共生社会」を実現することが必要だと考えています。
<プロフィール>
月形 祐二(つきがた・ゆうじ)
1958年6月生まれ。糸島郡志摩町桜井(現・糸島市志摩町桜井)出身。西南学院高等学校、西南学院大学法学部を卒業後、(株)モリタに入社。その後1986年から2002年11月まで衆議院議員太田誠一氏の秘書を務め、03年4月の福岡県議会議員選挙で初当選し、福岡県議会議員を3期12年務めた。14年2月に糸島市長に初当選。関連記事
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