23年中間決算 減収増益もメディア事業は不振 西日本新聞社
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(株)西日本新聞社(福岡市中央区、柴田建哉社長)の23年3月期中間連結決算(22年9月期)は、売上高が前年同期の159億円から158億円(前年同期比▲0.6%)へ微減、営業利益は2億8,500万円(同+29%)、当期利益は2億1,100万円(同+61.1%)となり、昨年対比で減収増益となった。西日本新聞社単独でも、売上高が79億円(同▲3.7%)、営業損失4億1,200万円(同▲88.9%)、当期利益1億6,400万円(同▲4.6%)となり減収減益。
セグメント別に見ると、メディア関連事業の連結売上高が127億円(同▲2.2%)、営業損失は7億3,300万円(同▲2.2%)となり減収減益。不動産事業は売上高23億円(同+7.8%)、営業利益11億3,200万円(同+7.1%)で増収増益。
メディア関連事業が赤字基調となり、それを不動産事業の利益でカバーするため、不動産投資にともなう借入金が増加傾向にある。長短合わせた借入総額は22年3月期時点で124億円だったが、22年9月期では162億円に拡大した。
【緒方 克美】
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