2024年05月17日( 金 )

TOTO、24年3月期決算は収益横ばいも減益 中国事業で大幅減益

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 26日、TOTO(株)(本社:北九州市小倉北区、清田徳明代表)は2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は7,022億8,400万円(前期比0.2%増)、営業利益は427億6,600万円(同12.9%減)、経常利益は515億1,500万円(同5.9%減)、当期純利益は371億9,600万円(同4.5%減)で、収益は横ばいも減益となった。

 決算要因としては、主たる事業であるグローバル住設事業は営業利益が342億3,200万円(前期比5.8%増)となったが、これは日本住設事業の営業利益223億900万円(前期比14.7%増)の貢献によるもので、一方、海外住設事業は、主力の中国大陸事業が、長引く不動産市況低迷の影響を受けて営業利益が43億6,600万円(前期比46.3%減)と大幅な減益となり、アジア・オセアニア事業も営業利益が61億3,100万円(前期比14.1%減)となり、足を引っ張った。

 また、新領域事業であるセラミック事業においては、新設工場への半導体製造装置需要の減少などにより、売上高が364億7,600万円(前期比26.3%減)、営業利益が109億6,500万円(同43.4%減)と減収減益となった。

 来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は7,500億円(前期比6.8%増)、営業利益は480億円(同12.2%増)、経常利益は480億円(同6.8%減)、当期純利益は375億円(同0.8%増)を予想している。

【寺村 朋輝】

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