2024年05月06日( 月 )

消費者庁がネット監視、健康食品など170商品の表示で違法の疑い

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 消費者庁は25日、インターネット上の健康食品などの表示を監視した結果、170商品(167事業者)で健康増進法に違反する恐れのある表示が見つかったと発表した。各販売事業者に対して表示の改善を指導するとともに、ショッピングモール運営事業者に表示の適正化に向けた協力を要請した。

 監視は1月から3月までの期間、ロボット型全文検索システムを用いて、検索キーワードによる無作為検索と目視によって行った。主な検索キーワードは、「生活習慣病」「動脈硬化」など疾病の治療・予防効果に関するもの、「免疫力」「肝機能」など身体の組織機能の増強・増進に関するもの、「肥満」「美肌」など美容に関するもの。

 監視の結果、健康食品105商品、加工食品43商品、飲料等16商品、生鮮食品6商品の合計170商品で、違法の疑いのある表示が確認された。

 健康食品では、「生活習慣病予防・改善」「動脈硬化予防」「腸管免疫力アップ」「脂肪肝」「二日酔い」「脳年齢・記憶力アップ」など。加工食品でも「脳梗塞・心筋梗塞予防」「免疫細胞活性化」「肝機能改善」「抗酸化・抗肥満・抗糖尿病作用」「脂肪燃焼」などの表示が見つかった。

【木村 祐作】

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