2024年03月29日( 金 )

RealEstateTech日本代表 IT活用で躍進へ(後)

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(株)インベスターズクラウド

TRIP PHONE

 これらのIoT民泊システムにより、「TRIP POD FUKUOKA- snack & bed -」のようなテナントタイプ、通常のアパートよりも高い利回りが期待できるアパートタイプ、京都市で稼働中のほか福岡市でも開業予定の戸建のハウスタイプ、18年に京都市で開業予定のホステルのビルタイプなど民泊も拡大中だ。

 同社のクラウドファンディング事業「TATERU FUNDING」は、不動産特定共同事業法を活用した小口投資商品だ。すでに10号ファンドまで組成され(17年11月末時点)、7号ファンドからは1口10万円だったものを1万円とさらに小口化。「通常のアパート販売と比較しても、投下した広告費は少なかった」(インベスターズクラウド)といい、募集が完了したものは募集開始から最短数分で完売。17年12月からは、キャピタル重視型ファンドの組成を開始した。これまでは家賃によるインカム配当だけだったが、キャピタル重視型では売却で得たキャピタル配当も得られるようになる。今後は、民泊物件でのファンド組成も計画中だ。

 RealEstateTechを軸に、これまで「IoT」「民泊」、そして「クラウドファンディング」事業を開発してきた同社だが、18年12月期にはついに収益の柱の1つに育ちそうだ。これまで同社の有価証券報告書のセグメントは強力なアパート販売というフロー事業に支えられたTATERU事業のみだったが、同期からは「IoT」「民泊」そして「クラウドファンディング」事業といったストック事業の影響力も高まっていくだろう。

(了)
【永上 隼人】

<COMPANY INFORMATION>
代 表:古木 大咲
所在地: 東京都港区南青山2-27-25
設 立:2006年1月
資本金:6億2,800万円
売上高:(16/12)379億円
TEL:03-6447-0651
URL:https://www.e-inv.co.jp​

 
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