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福岡の特選企業

品質の向上を常に忘れず総合建設業として福岡に貢献(前)~松山建設(株)
福岡の特選企業
2013年5月 9日 07:00

<防災の重要性が見直される>
 1956年、松山譲氏が小松組として創業した松山建設(株)。福岡市に本社を置く、総合建設業者だ。一般建築、道路、上下水道、橋梁、鉄道、海洋土木など、幅広い実績を刻んできた。創業から半世紀が経過し、時代の荒波に乗り続けてきた同社代表の松山孝義氏は、今をこう語る。
 「近年、建設投資の減少が進められました。たしかに、不要な工事は見直すべきだと思います。それは正しいことですが、それによって必要な工事まで同一視される風潮は、逆に経済を縮小させてしまうように思います。11年、日本は東日本大震災を経験し、建設分野の防災の機能により厚く期待が向けられるように感じています。今後、大きな災害に耐えられるまちづくりが重要になると思います」(松山代表)。

matuyama_doro.jpg 未曽有の大震災が起こり、それに対応する都市計画が重要視されるようになってきた。震災、大規模火災、津波など、想定できるものには対応すべき、という考え方も見直されてきている。
 「防災機能の高いまちづくりのためには、私たち建設業者も提案をしていかなくてはならないと思っております。地元の建設業者は、道路、土地の造成などを担当してきた『まちのホームドクター』だと自負しております。地元をより良くするためにはどうしたらいいか、どこが防災の観点から弱いのか、そういった視点を常に持って、新たな提案をしなければならないと思います。防災だけでなく、渋滞の緩和や景観など、まちの機能、価値の向上にも気を配っていきたいですね」(松山代表)。

 あまりメディアでは取り上げられないが、災害が発生したとき、真っ先に現場に向かい、復旧作業に当たるのは地元の建設業者である。まちの専門家は、防災の専門家でもあるのだ。建設業者は、建設に防災の観点を付与する提案にもってこいの存在と言える。半世紀にわたって福岡の街々を見てきた同社は、その蓄積されたノウハウで次の世代のまちづくりを提案していきたいと意気込む。建設と防災の関係を松山社長は次のように語った。
 「地元のために尽力するということは、私たち自身の生活を良くするということにつながります。我がまちだからこそ、安心して快適に暮らせるようにしたいですね」。

<ISOとCOHSMS、2つの標準管理システムを導入>
 歴史が深くなるほど、自己のつくり出したルールに縛られてしまうきらいがある。老舗ならではのこだわりでもあり、一方で、新たな技術を取り入れにくいという弊害もある。同社の場合は、こだわりを保ちつつ、新たなチャレンジを重ねるという企業風土が培われている。社会が求める会社になるための努力を惜しまない。それが同社の特徴なのである。

 02年には国際的な品質管理システムであるISO9001の認証を取得。加えて、12年度は建設業労働安全衛生マネジメント規格であるCOHSMS(通称コスモス)およびISO14001(環境マネジメントシステム)の導入にも取り組んでいる。ISOはPDCAサイクル(PLAN、DO、CHECK、ACTの頭文字をとったもの。計画、実行、評価、改善の循環)を用いて、品質を常にブラッシュアップしていく方法だ。日々の蓄積がそのまま業務の改善につながる特長を持つ。また、コスモスは、建設現場で労働従事者が安全に働けるための現場づくりを、PDCAサイクルを用いて継続的に改善していくためのもの。万が一、労働災害が発生したならば、自社はもとより施主にまで迷惑がかかる。そういったことをなくすための制度導入なのである。

 これらの取り組みはすべて、顧客の満足のためのものである。少しでも満足度を高めるべく、自らに高いハードルを課しているのだ。

 「顧客満足を高めることが、社会的な要求に応えることにつながると考えております。顧客満足度100%を目指して、日々改善に取り組んでおります」(松山代表)。

 慣れたやり方がベストかどうか。そこから疑ってかかることで、新たな境地が開拓できることもある。また、自社のストロングポイントが再発見されることもある。1つひとつを確認し直し、強みは残して弱みを改善していく。それが、伝統に新たな価値を付加しているのである。

(つづく)

| (後) ≫

<ワンポイントPR>
私ども松山建設は、皆さまに支えていただき、2012年で創業56年を迎えることができました。道路、港湾、橋梁、建築など、蓄積された豊富な経験をもとに、これからも地元福岡の発展に尽力していく所存です。

<COMPANY INFORMATION>
代 表:松山 孝義
所在地:福岡市中央区高砂2-24-23
設 立:1971年10月
資本金:9,100万円
TEL:092-533-0001
URL:http://www.matsuyama-k.co.jp/

<代表者 Profile>
松山 孝義(まつやま・たかよし)
 1962年、築上郡築上町に生まれる。明治大学法学部を卒業後、94年、松山建設(株)に入社。2000年、同社代表取締役に就任。趣味は山歩き、ゴルフ。

 たとえ国が壊れようと、たじろがず、己の経営使命を貫く経営者は、ここ福岡には数多く存在している!

―弊社代表 児玉直「発刊にあたって」より―

 このたびデータ・マックスでは、「日本を元気にする!福岡の特選企業107社」を発刊いたしました。本書籍は、昨今の経済状況下においてもそのパワーとエネルギーで躍進を続けている、地元福岡に本拠を置く活力ある企業を、業務内容や特色などとともに紹介するもの。成功の秘訣や経営戦略のヒントが、多く盛り込まれています。
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発行日:2012年12月12日
発行人:児玉 直
取材・編集:(株)データ・マックス
発行所:(株)データ・マックス
定 価:2,100円(税込)・送料別

<ご購入申し込み先>
(株)データ・マックス
TEL:092-262-3388
FAX:092-262-3389



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