＜進化を続けるソラーレシリーズ＞
　地球温暖化といった環境問題への関心だけでなく、2011年３月11日に発生した東日本大震災にともなう福島第一原発事故を受けて、日本人の節電意識がさらに向上した。そのようななか、同社が提案するのは、決して無理をせず、楽しみながらできる節電スタイルだ。

　昨年、同社は九州初となるHEMS（ホーム・エネルギー・マネジメント・システム）搭載の太陽光発電マンション「グランディアソラーレ久留米中央」を発表。続いて、（株）井上組との共同事業である「グランディアソラーレ吉塚」が、同様の仕様で福岡市内に初登場。また、新マンションは、遠隔操作や自動制御による家全体での節電を実現するECHONET-Liteに対応（ただし、自動制御には対応家電が必要）しており、各家庭だけでなく、共用部分の電力使用状況も確認できるMEMSも搭載されている。なお、吉塚の物件は、一般社団法人 環境共創イニシアチブが執行するスマートマンション導入加速推進事業に申請中である。

　同社マンションのHEMSはクラウド型を採用している。インターネットに接続されたパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末でも利用可能であり、外出先でもデータをチェックすることができる。データは、部屋単位、時間帯別、前年との比較、リアルタイムの電気料金、太陽光の発電量・売電量、CO₂排出量など多岐にわたっており、さまざまな視点から節電プランを考えることができる。
　同社が実施する居住者による省エネコンテストも好評だ。居住者からは、「太陽光発電で光熱費が安くなり、明細を見るのが楽しみになった」「住んでからエコに対する意識が変わった」「子どもがエコを意識するようになり、親子の会話が増えた」といった喜びの声が寄せられている。

＜こだわりを捨てず持続可能な企業経営へ＞
　太陽光発電とオール電化を併用した同社スマートマンションの節電効果は、「グランディアソラーレ吉塚」の場合、「35年間で約500万円の光熱費削減」と試算。電気・ガス併用のマンションと比べて、光熱費を約62％削減可能であり、売電分を加味すると月の光熱費は平均8,210円、年間では約16万2,132円も得することになる。マンション購入負担の軽減につながる点も居住者にとっては大きな魅力だ。費用面からも持続可能なエコライフを実現していると言える。

　まさに時代のニーズに応えている同社であるが、「人と地球に優しいエコライフ」を今後も提供していくため、福岡市の商業施設内など集客が見込める数カ所に、ソラーレシリーズ共用のモデルルームを設置し、ＰＲの拠点として同シリーズの強みである光熱費削減効果を訴求していく方針だ。また、その強みをすでに体感している同社会員に新しいマンションの情報をリリースし、販売へとつなげていく。
　苦境のなかでもこだわりを捨てることのなかった伊勢田代表のもと、社員１人ひとりに蓄積された経験が、同社のブランドを維持する最大の原動力。それぞれが独立した事業者であるという気構えを持つ少数精鋭部隊だ。時代の主流となっていくスマートマンションのパイオニアとして、今後のさらなる活躍に寄せられる期待は大きい。

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＜COMPANY INFORMATION＞
代　表：伊勢田　直
所在地：福岡市中央区大名2-10-29福岡ようきビル6F
設　立：2002年９月
資本金：1,000万円
ＴＥＬ：092-738-2520
ＵＲＬ：http://grandia.co.jp/

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