2024年05月20日( 月 )

唐津シーサイドホテルがシャトレーゼHDに事業譲渡

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ
唐津シーサイドホテル
唐津シーサイドホテル

 佐賀県唐津市の(株)唐津シーサイドホテル(吉田嘉明代表)が19日、菓子製造を手がける(株)シャトレーゼホールディングス(本社:甲府市、斎藤貴子代表取締役社長、以下、シャトレーゼHD)に事業を譲渡したことが分かった。

 唐津シーサイドホテルは1936年創業。2015年に、唐津市出身の吉田嘉明氏が創業し会長を務めていた化粧品通販の(株)DHC(本社:東京都港区)が買収した。22年にはオリックス(株)が吉田氏からDHC株式を譲受してDHCを買収したが、同ホテルは23年1月1日付でDHCから会社分割され、(株)唐津シーサイドホテルに移管。吉田氏が代表に就任していた。

 吉田嘉明氏は現在82歳。DHCの売却に先立っては、スポンサーを務めていたニュース討論系番組「虎ノ門ニュース」が突然打ち切りになるなど、影響がおよんでいた。吉田氏は23年に新しい通販会社(株)大和心を設立して代表に就任している。今回のホテル譲渡は、通販会社の経営に専念するためであろうか。今後の動向が注目される。

【寺村 朋輝】

▼関連記事
DHC買収と、唐津の名門ホテルに見る戦前日本のインバウンド対応

関連キーワード

関連記事