2024年05月19日( 日 )

ピエトロ、古賀新工場計画へ13億4,000万円調達

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 19日、(株)ピエトロ(福岡市中央区、高橋泰行代表、東証スタンダード)は、新株式発行などによる資金調達額が約13億4,000万円になることを発表した。調達資金は2025年10月末までに古賀新工場(福岡県古賀市)の新設のための設備投資資金の一部に充当する予定としている。

 今回の資金調達は、ピエトロが23年12月12日の取締役会決議において決議していた、公募による新株式発行(一般募集)および株式売出し(オーバーアロットメントによる売出し)と第三者割当による新株式発行のうち、第三者割当について割当先である野村證券より発行予定株式数の全部につき申込みを行う旨通知があったもので、これによって調達総額は、一般募集の手取概算額 11億6,527万5,000 円と合わせて、手取概算額合計13億4,001万6,250円となる。

 古賀新工場の新設は、商品の販売拡大にともなう生産量および生産品目に対応した生産能力の拡大と、現在古賀第一工場(福岡県古賀市)・古賀第二工場(福岡県古賀市)・古賀第三工場(福岡県古賀市)の3工場に分散している生産を集約することを目的としたもので、これによって生産の効率化や労働環境の改善を目指し、さらに脱炭素社会の実現に向けて100%再生可能エネルギーで稼働する予定としている。

古賀新工場『Pietro Factory Park(ピエトロファクトリーパーク)』

 また、新工場は製造機能だけでなく、ピエトロの顧客やファンが集う新たな拠点『Pietro Factory Park(ピエトロファクトリーパーク)』として、人々が「つながる場所」を目指すとしている。ピクニックができる緑地の開放、工場見学コースの設置、ピエトロレストラン・ピエトロショップの併設等、工場が立地する古賀市民をはじめ、一般消費者、お取引先、工場で働くスタッフなどが、さまざまな体験を通して、楽しみながらピエトロ・ファンになることができる体験型施設や設備を計画している。

【寺村 朋輝】

関連記事