3D都市モデルや地形データ連携で、スマートシティや都市DX推進~国交省
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デジタルツイン実現へ、地形・都市データ連携
国土交通省の「国土交通データプラットフォーム」では、地形や都市の3次元データを見える化して表示、検索、ダウンロードを可能とすることで、業務効率化やスマートシティを推進。産学連携によるイノベーションを生み出すことを目的として、デジタルツイン(※1)の実現に向けたデータ連携を進めている。
これまでの2D地形図に加えて、新たに3D地形図での表示が可能となったほか、3D地形図に全国29都市の3D都市モデル「Project PLATEAU(プロジェクト・プラトー)」などを重ねて表示できるようになった。
今回、国土交通プラットフォームに追加されたのは3D地形図(国土地理院標高DEM)や3D都市モデルのほか、全国道路・街路交通情勢調査(2015年の一般交通量調査結果)、東京都ICT活用工事、利便性を高めるための要素技術の研究開発(※2)のデータだ。国交省は今後、利便性を高めるために公開されてこなかった民間企業からのデータも拡充することを目指している。
※1:現実空間の情報を集めて現実に存在しているものをデジタル空間でも再現する技術。 ^
※2:2次元CAD図面から3次元モデルを自動で作成する技術など。 ^今年度の取り組み事例
建物LOD3、道路LOD2-3の作成実証
建物や道路の3D詳細モデルのデータ作成実証を行っている。さらに、効率的なデータ整備・更新の手法開発、測量手法のマニュアル策定などに取り組んでいる。先行事例を静岡県沼津市で実施。
カーボンニュートラル(脱炭素)×PLATEAUの活用例
「太陽光発電ポテンシャル推計・反射光公害シミュレーション」では、建物の屋根面積、傾き、隣接建物による日陰発生など、3D都市モデルのデータを用いて、太陽光発電ポテンシャルなどを都市スケールで推計できるシミュレータを開発している。先行事例を石川県加賀市で実施。
出典:本記事の画像はすべて国土交通省
<INFORMATION>
PLATEAU オープンデータポータルサイト
G空間情報センター
56都市属性リスト(PDF)
※CC BY 4.0などのオープンライセンスのため、クレジット表記によりデータの複製、再配布、加工、商用利用などが可能。(つづく)
【石井 ゆかり】
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