九大「研究開発次世代拠点」が目指す地方創生
-
元岡地区の新たなランドマークに
今津湾や作物が良く育つ肥沃な大地など、豊かな自然の恩恵を受けて、福岡市の重要な生鮮食糧供給地として発展を遂げてきた西区・元岡。九州大学伊都キャンパス(以下、九大)の誕生以降は、九大隣接地として居住機能や研究開発機能の拡充が進み、キャンパスタウンとしての側面ももつようになった。
そんな元岡の新たなランドマークとして、存在感の発揮が期待されているのが「研究開発次世代拠点」だ。ダイハツ九州(株)所有地と福岡市土地開発公社所有地を合わせた3万1,224.68m2の敷地に、研究開発棟・商業棟・テナント棟・住居棟を整備するもので、事業者には大和ハウス工業(株)を代表企業とする、西部ガス都市開発(株)、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)(以下、CCC)、正晃(株)、大和情報サービス(株)のグループが選定された。
研究開発棟には、九大の産学連携部門で新事業の展開などに取り組むオープンイノベーションプラットフォーム(以下、OIP)が入居。商業棟には、出店地域で高い誘客効果を示す蔦屋書店が入る。店舗名は「九大伊都 蔦屋書店」。九州・沖縄エリアでは「六本松 蔦屋書店」に続く2店舗目で、早くも地域住民の間で話題になっている。
九大伊都 蔦屋書店の企画・運営は、TSUTAYAの運営などを手がけるCCCと西部ガス都市開発との合弁会社であるAfford(株)が担う。
九大伊都 蔦屋書店の概要について、CCC九州カンパニー九大伊都推進Unitの佐久間崇リーダーは「書店機能の充実はもちろん、文具や生活雑貨も取り扱うことで、九大関係者はもちろん、地域住民の皆さんが普段使いしやすい店舗を目指しています。ほかにも、憩いの場としてゆったりと時間を過ごしてもらえるように、さまざまな機能を計画していますので、楽しみにしてもらえれば」と意気込む。
【代 源太朗】
- 1
- 2
月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
福岡のまちに関すること、再開発に関すること、建設・不動産業界に関することなどをテーマにオリジナル記事を執筆いただける方を募集しております。
記事の内容は、インタビュー、エリア紹介、業界の課題、統計情報の分析などです。詳しくは掲載実績をご参照ください。
企画から取材、写真撮影、執筆までできる方を募集しております。また、こちらから内容をオーダーすることもございます。報酬は1記事1万円程度から。現在、業界に身を置いている方や趣味で再開発に興味がある方なども大歓迎です。
ご応募いただける場合は、こちらまで。その際、あらかじめ執筆した記事を添付いただけるとスムーズです。不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください。(返信にお時間いただく可能性がございます)法人名
関連キーワード
関連記事
2024年5月5日 06:002024年5月2日 15:452024年5月2日 11:302024年5月2日 18:002024年5月2日 17:502024年5月1日 15:002024年4月25日 14:00
最近の人気記事
まちかど風景
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す
- 業界注目!特集
-
産廃処理最前線
サステナブルな社会を目指す
- MAX WORLD監修
-
パーム油やPKSの情報を発信
パームエナジーニュース