福岡県の7月新設着工 貸家・分譲マンションが前月比増
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国土交通省がこのほど発表した2023年7月分の建築着工統計調査報告によると、福岡県の新設住宅着工戸数は全体で前年同月比23.4%増の3,862戸となっていたことが分かった。貸家と分譲マンションが増加したためだ。
福岡県の7月着工を利用関係別にみると、持家(注文住宅)は同1.2%減の729戸、貸家(賃貸住宅)が同20.3%増の1,935戸、分譲住宅が同53.7%増の1,196戸であった。分譲住宅のうち、マンションは同241.5%増の707戸、一戸建は同13.8%減の489戸だった。
貸家・分譲マンションとも6月は前年同月比減だったが、7月に再び増加に転じた格好。とはいえ、いずれも先行きには不透明感がある。これまで勢いのあった分譲一戸建は3カ月連続の前年同月比減となった。
なお、7月の全国における総着工戸数は同6.7%減の6万8,151戸。このうち九州(沖縄を除く7県)の総着工戸数は同15.1%増の8,262 戸だった。
【田中 直輝】
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