三井松島産業、液晶関連事業に進出~部材製造会社を子会社化
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石炭の生産、輸入・卸などを行う三井松島産業(株)(本社:福岡市中央区)は13日、液晶パネル(LCD)や半導体に用いられるフォトマスクの原材料マスクブランクスの製造を行うクリーンサアフェイス技術(株)(本社:神奈川県寒川町、以下CST)の全株式を40億円で取得し、2月1日付で子会社化することを発表した。
CSTは、1977年4月に国内初のマスクブランクス専業メーカーとして創業。機械装置の内製化などで高いコスト競争力と世界トップレベルの技術を有しており、超大型液晶・有機ELディスプレイのマスクブランクスでは独占的地位を確保しているとされる。2016年3月期では、売上高26億8,100万円、営業利益4億8,200万円を計上した。
三井松島産業は、収益基盤の安定化を図るため、子会社を通じて、施設運営受託、再生可能エネルギー、介護、飲食用資材(ストローなど)、衣料品といったさまざまな事業を手掛けている。新事業については、「新たな事業の柱の1つとして、積極的に本事業の育成・強化を進めてまいります」とコメント。のれん償却前の営業利益は単純合算で20億円になるとしている。
【山下 康太】
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