もう逃げられない?~警察SNSで公開捜査広がる
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これまで、主に交番や街頭などにポスターを掲示することで情報を募ってきた警察の公開捜査に、SNSという強力なツールが加わった。
警視庁ではTwitterで、「警視庁刑事部『公開捜査』」アカウントを取得して、容疑者の画像や事件情報などを掲載し、広く情報を求めている。
福岡県警では、SNSの情報拡散性をねらいに2016年に情報発信を開始。公開捜査のアカウントは持たないものの、生活安全総務課と広報課、交通企画課の3つのTwitterアカウントで情報を発信。福岡県警察本部警務課採用センターでは公式FacebookページとLINEアカウントをもつほか、YouTubeの県警公式チャンネルでは、電話詐欺などの注意喚起や交通安全教室などの動画を配信。未解決事件などについても、容疑者の写真や事件概要などを県警HPで公開し、情報の提供を呼び掛けている。国内でTwitterを日常的に利用するアクティブユーザーは約4,500万人いるとみられ、書き込みはリツイートが繰り返されることで拡散されるため、効率的に指名手配犯や目撃情報などの収集が可能になる。電脳空間を利用した「捜査の網」は、今後さらに広がるとみられる。
「警視庁刑事部『公開捜査』」アカウントより。昨年12月21日に、赤羽警察署管内(東京都北区)で騙し取られたカード2枚を使って現金64万9千円を引き出した容疑者の画像。アカウントでは、リツイートで情報拡散を呼び掛けている。
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