2024年04月27日( 土 )

爽やかな春風に吹かれた「フレンドシップフェスティバル2018」、無事終了

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 8日、障がいのある方たちが働く事業所の活動を、多くの人に知ってもらうためのイベント「福岡フレンドシップフェスティバル2018」が福岡市役所前広場で開催された。1995年から開催され、今年で24回目となった。

 前日7日は寒の戻りと強風で一時みぞれが降るほどの悪天候であったが、イベント当日は雲1つない晴天に恵まれ、開場は終日多くの来場者で賑わった。

 会場には、支援事業所で制作された菓子類や食器、手芸品など多様な品々が並び、ハンディキャップをもつ製作者や事業所の職員らが、来場者に作品の説明や販売を行った。出店者からは「ここ数年、毎年出店しており、もはや春の恒例イベント。今日のために張り切って準備してきました」という声も聞かれた。
 ほかにもチャリティーバザーや、主催者の(一社)福岡県中小企業家同友会 青年支部(以下、青年支部)の会員らによる飲食ブースが出店。中央ステージでは福岡の地元アーティストや芸人、学生ら13組によるパフォーマンスが繰り広げられ、来場者を楽しませた。
 来場者は「毎年楽しみにしている」という常連客から、「たまたま近くに来ていて、楽しそうだったので寄った」という初来場者までさまざま。商品やパフォーマンス見たり、食事を取ったりと、めいめいに満喫している様子が見られた。

 2017年度の青年支部の活動は、この「フレンドシップフェスティバル」で幕を閉じることになる。17年度のリーダーとして、若き経営者たちを先導した藤島支部長は、「本当に良い天気となり、出店者も来場者も、みんな楽しんでくれているようでよかった。心置きなく次年度に襷を渡すことができる」と顔を綻ばせた。

 青年支部は18年度で、設立40周年を迎える。節目の年に支部長を担うのは、老舗の家具製造業者として地域から信頼を得る(株)大丸製作所の常務・大丸拓郎氏だ。「40周年ということで、今年は記念イベントなどが目白押しです。忙しくなるが、先輩たちから引き継いできた歴史ある青年支部の大事な年を、仲間たちと結束してやり遂げたい。地域の皆さまにも、我々の活動をもっと知ってもらえる1年にしたい」と意気込みを語る。

飲食ブースは行列ができるほどの盛況

福岡小学生アイドルによるパフォーマンス

【中尾 眞幸】

 

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