2024年04月27日( 土 )

糸島市・泊地区に特別支援学校誕生へ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

泊地区では九大・伊都キャンパスに通う留学生向けの住宅整備計画も進む

 福岡県教育委員会は、計画している特別支援学校3校のうち1校の新設候補地を、糸島市泊地区に決定した。新設が予定されているのは、小・中学部および高等部を有する40学級程度の学校。なお、計画地は市が取得した後、県が借り入れる。

 糸島市で暮らす障がいをもつ子どもたちは、小学校・中学校内に設けられた特別支援学級に通い、中学校卒業後は、福岡市立「生の松原特別支援学校・高等部(所在地:福岡市西区野方7-825)」の補充募集を受験することで、進学を選択できていた。
 しかし生徒数の増加などで、同支援学校・高等部では、2015年度から糸島市からの受け入れができなくなった。これを受け、16年に糸島市の障がいをもつ子らの親からなる「糸島市手をつなぐ親の会」が、糸島市における特別支援教育の充実などを求め、福岡県議会に請願を出していた。

 糸島市泊地区に特別支援学校が誕生することで、市内に住む子どもたちはもちろん、その親の進学に対する負担も軽減される。特別支援学校は、2025年度までの設置完了を目指している。

【代 源太朗】

 

関連記事