成人式晴れ着トラブルの「はれのひ」元社長に懲役5年求刑

　決算書類を改ざんして銀行から不正に融資を受けたとして詐欺罪に問われている はれのひ（株）の元社長、篠崎洋一郎被告（56）。20日に開かれた横浜地裁公判で、検察側は懲役5年を求刑した。

　はれのひは、成人式の振り袖などを取り扱う販売・レンタル業者。今年1月で事業停止状態に陥り、成人式当日、利用者に晴れ着レンタルや着付けが行われないなどのトラブルを起こした。同社は、1月26日に横浜地裁より破産手続開始決定を受けた。

　篠崎被告は、成人式のトラブル発生時から行方をくらましていたが、1月26日、横浜市内で記者会見を開き、同社破綻の経緯について説明を行うとともに謝罪。今年6月23日、詐欺容疑で神奈川県警が逮捕した。