届出運賃の下限を下回る運賃・料金でバス手配〜東京都の旅行業者に行政処分

　東京都は3月3日、届出運賃を下回る運賃・料金でバスを手配していたとして、都内の旅行業者に対し聴聞を実施した。

　聴聞の対象となったのは、（株）RCC（東京都台東区、劉峰代表）。この旅行業者は2018年9月14日から15日を除く18日までの間と、9月23日から26日、9月27日から30日の期間内に、千葉県および大阪府発の貸切バスを利用した旅行で、届出運賃を下回る運賃・料金でバスを手配していたとされている。

　東京都は旅行業法第65条に基づき、旅行業者に対する聴聞会を開催。しかし、RCC側は定時になっても姿を見せず、弁明書の提出もなかった。このため都は同法第19条に基づき、9日間の業務停止命令を下すことを決定。処分内容について、本日中に公表することを明らかにした。

　RCCは取材に対し、「担当者が打ち合わせ中のため、すぐにはコメントできない」としている。

【長谷川　大輔】