「Fukuoka Art Next」始動　作品・掲出施設など募集中

    福岡市は彩りにあふれたまちを目指して、「Fukuoka Art Next」を始動する。事業コンセプトは「アートのある暮らし」「アートスタートアップ」。市民がアートに触れる機会を増やし、その価値や魅力を感じてWell-being（幸福）を向上させるとともに、アーティスト活動の支援により、世界で活躍する福岡発のアーティストの増加を目指す。

　福岡市はアートの展示やイベントなどによるプロモーションを実施するほか、福岡市で活躍しているアーティストの作品を月初めの定例会見などで紹介するとしている。現在、「福岡アジア美術館レジデンス事業アーティスト」と「Fukuoka Wall Art Project作品および民間協力施設」をそれぞれ募集している。

　アーティスト募集については、国内外（福岡在住含む）のアーティストを一定期間招聘し、福岡市での創作活動や作品発表などのさまざまな機会を提供する。7～10月は韓国、フィリピンのアーティストの招聘が決定しており、9～12月、来年1～3月に招聘するアーティストを募集している。募集は5月31日まで。詳細は福岡アジア美術館HPを参照。

　Wall Art Projectについては、福岡市内の建設工事現場の仮囲いや施設の壁面などに掲出するアート作品と、天神地区や博多駅周辺などでアート作品掲出に協力できる施設を募集している（協力期間は9月～来年3月）。対象は、福岡市に在住または福岡市を拠点に活動しているか、活動を予定しているアーティストの作品。

　受賞作品は、現代美術の祭典「アートフェアアジア福岡2022」（9/30～10/3、福岡国際会議場およびホテルオークラ福岡）などで展示・販売、前述の仮囲いや壁面などに掲出される予定。募集は6月30日まで（作品受付は7月1日～7月31日）。詳細は福岡市HP（Fukuoka Wall Art Project2022（福岡ウォールアートプロジェクト））を参照。

　「Fukuoka Art Next」全体では、具体的な事業として以下のものが予定されている。

【茅野　雅弘】