コーアツ工業、24年9月期決算は大幅な増収増益　来期も増収増益予想

　11日、コーアツ工業（株）（本社：鹿児島県鹿児島市、出口稔代表）は2024年9月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は120億6,100万円（前期比22.5％増）、営業利益は5億3,000万円（同39.8％増）、経常利益は5億5,200万円（同39.1％増）、当期純利益は5億9,300万円（同160.5％増）で、大幅な増収増益となった。

　今期決算要因としては、主業の建設事業においてとくに大型工事の順調な進捗が売上高を押し上げたことや、前期に1億円超の営業損失を計上していたコンクリート製品事業が黒字転換したことなどにより、費用面で建設資材費や労務費の高騰によるコスト上昇が見られたものの、増収増益につながったとしている。

　来期（25年9月期）の業績予想については、売上高は126億7,200万円（前期比5.1％増）、営業利益は5億9,100万円（同11.5％増）、経常利益は5億9,500万円（同7.8％増）、当期純利益は3億7,400万円（同36.8％減）で、増収と営業利益での増益を予想している。

【寺村朋輝】