熊本で最大震度7、被災地支援へ県内各地に義援金箱
7月28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7を観測した。気象庁はこの地震を「令和8年熊本地震」と命名。震度7を観測した宇城市、氷川町を中心に、九州各地で強い揺れが記録された。発災直後には有明海・八代海沿岸に津波注意報が発表されたが、その後解除された。気象庁は今後1週間程度、同規模の地震への警戒を呼びかけている。
熊本県内では、商業施設の天井崩落や工場設備の損壊、住宅倒壊、火災、停電、断水など広範な被害が発生しており、被害の全容把握が進められている。
こうした事態を受け、福岡市と北九州市、久留米市は29日から災害義援金の受付を開始した。熊本と隣接する福岡県の各自治体で、被災地支援に向けた動きが広がっている。
福岡市は10月31日まで受付
福岡市は、7月29日から10月31日まで義援金を受け付ける。本庁では行政棟北側玄関と議会棟玄関に義援金箱を設置し、土日祝日を含めて毎日午前9時から午後6時まで対応する。
各区役所と出張所でも、平日午前9時から午後5時30分まで受付を行う。初日の29日に限り、午前11時30分からの開始となる。口座振込については現在開設手続き中で、準備が整い次第、告知される予定だ。
寄附金控除を希望する場合は、預り証や受領証など寄附したことを証明する資料に加え、義援金の受付口座であることが分かる資料を確定申告時に提示する必要がある。預り証の発行を希望する場合は、義援金箱に投入する前に窓口で申し出ることで発行を受けられる。

北九州市は12月28日まで受付
北九州市は、7月29日から12月28日まで義援金を受け付ける。募金箱の設置場所は、各区役所コミュニティ支援課、各出張所、本庁舎1階総合案内(南側玄関)となる。
受付時間は閉庁日を除く午前8時30分から午後5時までで、最終日のみ正午まで。当面の間は預かった義援金を熊本県に届け、中央共同募金会または熊本県共同募金会が募集を開始した後は、同会に送る予定としている。
寄附金控除の対象となる寄附金として預り証が必要な場合は、中央共同募金会または熊本県共同募金会による募集開始後に、各区役所コミュニティ支援課(共同募金会支会)へ申し出る必要がある。

久留米市は「当面の間」受付
久留米市は、7月29日から当面の間、災害義援金の受付を行う。設置場所は、市庁舎1階総合案内、各総合支所市民福祉課窓口、各市民センター窓口のほか、企業局庁舎1階、久留米シティプラザ2階総合受付、えーるピアくるめ、市民活動サポートセンターみんくる、道の駅くるめ、久留米市立中央図書館に設けられている。
受付時間は設置場所によって異なるが、市庁舎や総合支所、市民センターでは平日の午前8時30分から午後5時15分まで受け付ける。

求められる継続的な支援
地震の揺れによる直接的な被害に加え、停電や断水の長期化に伴う熱中症など、二次被害の拡大も懸念される。被災者が日常生活を取り戻すためには、発災直後の緊急支援のみならず、中長期にわたる継続的な支援が必要だ。
福岡市・北九州市・久留米市による義援金の受付は、福岡県民や福岡に拠点を置く企業が被災地支援に参加するための身近な窓口となる。また、取り上げた3市以外でも今後同様の支援策が動き出すことも考えられる。支援の輪が広がり、被災地の一日も早い復旧・復興につながることを切に願う。
【松下森音】








