リバレインモールの呪い(1) 飲食店の経営苦戦か
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博多リバレインモールの飲食店経営で、一進一退が続いている。
同施設は、設立当初は「スーパーブランドシティ」として高級ブランドを導入することで、天神との差別化を狙っていた。しかし、集客に苦戦を強いられ、2007年に運営会社を百貨店・高島屋グループの東神開発(株)に交代。地元色の強い店舗や100円ショップ「セリア」を導入するなど、高級なイメージを払拭し、地域に根づいた商業施設への路線変更を試みている。14年4月にオープンした屋内型テーマパーク「福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール」は、客層拡大に一定の効果を生んでいるようだ。
しかし施設内を見てみると、飲食店経営ははかばかしくない様子。レストラン&カフェの案内板には4箇所に白い紙が貼られ、空きテナントが目立つ。直近では、今年2月26日に地下2階フロアに入店していた「甘味処 若竹」が閉店。今月4日には、2階の一角を占めていた「海堂」、「嵐山樓」、「ジャルダンマルス」、「海峯魯」の4店が一挙に閉店した。店舗を運営していた(有)grasp diner serviceは同日に事業停止し、破産手続き申請の準備に入っている。
また、過去には焼肉の「福岡叙々苑」も入店していたが、15年に閉店している。先述した「甘味処 若竹」のテナントスペースには今月26日に、別テナントが入店する様子。空いたスペースの1箇所は埋まるが、当面厳しい状況は続くとみられる。
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